第12回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加しました。

　2021年5月21-23日に第12回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会がWEBで開催されました。
学生セッションには3演題を発表させていただきました。医学科4年生西郡椋也くんが、「オンライン“脱出ゲーム”で総合診療は体験できるのか？　～WSの一例を通して～」と題して、学生企画の脱出ゲームをZoomを用いてオンラインで開催した活動報告を行いました。医学科5年生谷口愛友子さんは、「がん患者の終末期に求められる医療・介護」と題して、終末期医療における患者や家族が満足に思う医師との関係は、医療スタッフの補完的サポートのもと患者の望むことを家族ができる範囲で実現していくというものである、との発表を行いました。医学科6年生工藤栄華さんは、「認知症患者における骨密度の解析～ビタミンDを中心に～」と題して、認知症患者での骨密度やビタミンD値の詳細な解析結果を報告いたしました。
すばらしいことに、西郡椋也くんと谷口愛友子さんの発表は優秀賞を頂くことができました。6月13日にはWEBで表彰式が開催されました。また、工藤栄華さんの発表では、口頭発表技術の卓越さが賞賛されておりました。
また、当講座の藤谷直明先生は「指導医力ベースアップ企画シリーズ：FDGs」の企画に講師として参加され、「指導が上手くいかない」と感じたときにどうしたらいいのか、などのテーマで参加者と双方向での意見交換も行いました。
西水翔子先生は、一般演題（活動報告）「家庭医療専攻医が緩和ケア短期研修を行う意義」、教育講演「家庭医・総合診療医の緩和ケア　キャリア・パスはあるのか？」の演者として、またシンポジウム「総合診療専門医を基盤とするキャリアパスの現状と展望」にシンポジストとして参加されました。シンポジウムでは専攻医部会代表として、総合診療専門医取得後のキャリアパスにおける専攻医の意見をアンケート調査を踏まえて発表されました。

文責　塩田星児

医学科5年生 谷口愛友子さん	医学科6年生 工藤栄華さん
医学科4年生 西郡椋也くん	医学科4年生 西郡椋也くん 授賞式
学生セッション　優秀発表賞