大分大学医学部 第二外科
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当科にて癌の手術を受けられた患者さまへ

私たちは、よりよい癌治療を目指して、患者さんから手術で摘出された癌組織を詳細に検討することにより、癌の特徴や抗癌剤の効かなくなる機序をさぐる研究をしております。医学は日々進歩していくために、以前わからなかったことがすこしずつわかるようになってきました。そのため、以前の手術や内視鏡にて採取された癌組織も再度新たな視点から調べ直すことにより、同じように病気とたたかっている患者さんの今後の治療に役立てることができると考えております。

このたび、みなさまのご協力をえて、以前に手術にて摘出された癌組織を用いて「癌細胞の中のタンパク(増殖因子)が癌の進行度や生存に及ぼす影響に関する研究」を行っております。当院にて手術を施行された患者さまにおかれましては、切除に際して得られた癌組織の一部を、本研究にて解析させていただく場合がございます。すでに切除された癌組織を研究に用いますので、新たに検査を行う必要はございません。個人情報の取り扱いに関しては十分な配慮を行っておりますが、ご自身の癌組織に関するデータの利用をご希望されない場合は、下記連絡先までお申し出頂きたいと思います。お申し出のあった方のデータは直ちに削除させていただき、研究には使用いたしません。また、ご不明な点などございました際もお気軽にご連絡頂ければと思います。




対象

当院にて肺癌・食道癌および乳癌の切除術を受けた患者さま




研究名

肺癌・食道癌および乳癌における増殖因子が癌の進行度や生存に及ぼす影響に関する研究




研究の概要

Human epididymis 4 (HE4) 遺伝子は様々なストレスに反応して活性化されるantiprotainaseの一つです。SLPTやelafinと同様に生体防御に関する働きが知られています。また卵巣癌において発現しており、血中のHE4の値はCA125より鋭敏に腫瘍マーカーになることが報告されています。さらに正常の気管支粘膜上皮においても発現しており、肺癌では腺癌での発現が報告されています。しかしながら肺癌におけるこの遺伝子の働きはいまだ明らかとなっていません。今回我々は肺癌においてこの遺伝子およびDYRK2遺伝子および蛋白発現を検索することにより今後の新規腫瘍マーカーへの展開が開ける可能性を求めて本研究を考案しました。



個人情報について

生検組織などの試料や診療情報は、解析する前に診療録や試料の整理薄から、住所、氏名、生年月日などを削り、代わりに新しく符号をつけます(匿名化)。患者様とこの符号を結びつける対応表は、大分大学医学部総合外科学第二講座において厳重に保管します。このようにすることによって、患者様の癌細胞の解析結果や診療上の情報は、解析をおこなう研究者にも、どなたのものであるか分からなくなります。
今回の研究では、癌細胞における各種増殖因子の解析結果と実際の診療情報とを結びつけた検討が非常に重要となります。したがって、カルテやフイルムといった原診療記録について調査することがありますが、もちろんこの場合においても患者様のプライバシーは厳重に保護されます。また、この試験の結果が国内外の雑誌や学会などで公表される場合でも、患者様のプライバシーは厳重に保護され、身元が特定されるような情報は絶対に公表されません。ご自身の試料や診療情報が利用されているかも知れないと思われる個々の研究について詳細を知りたい時は、いつでも情報を提供致します。皆様の個人情報の管理は十分慎重に行い、漏洩することがないように致します。



研究責任者及び事務局

大分大学医学部 総合外科学第二講座
山下 眞一
〒879-5593 大分県由布市挾間町医大ヶ丘1-1
TEL:097-586-5854 FAX:097-586-6449

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