4.医学情報センター

○現状の点検(現状ならびに問題点とその検討状況)

(1)医学情報センターシステム、設備

 1)学内および対外的な情報通信基盤の充実

 a.ギガビットネットワークによる通信基盤の増強。

 b.イントラネット、インターネット、アクセスサーバの充実。

 2)教育支援システムの拡充

 a.学生情報処理実習室(PC49台)、看護学科自己学習室(PC35台)、LL教室(PC66台)に

  パソコンを設置。

 b.臨床講議棟学生ホール(PC10台)、図書館(PC7台)、看護学科実習室(PC16台)にパソ

  コンを設置。

 c.チュートリアル教室(PC24台)のコンピュータを利用した教育環境の整備。

 3)電子図書館機能の拡充

 a.文献サーバを含め各種データベースを利用できる環境の整備。

 b.オンライン教材作成支援システムの構築(PC36台)。

 c.ビデオオンデマンドシステムの構築。

 4)病院情報の教育研究への活用

 5)地域医療の情報発信基地としての役割

 a.ホームページの内容充実

 b.遠隔医療支援システム

 c.地域医療従事者の生涯教育、患者教育のための情報提供。

(2)医学情報センター運営

 1)大分医科大学医学情報センター規程、医学情報センター運営委員会(6部門設置)の設置

 2)医学情報センター職員

(3)医学情報センターシステムのセキュリティ

 1)セキュリティシステム

 2)大分医科大学情報ネットワーク取扱要項、大分医科大学ホームページ取扱要領、大分医科大

  学WWWホームページ管理委員会の設置

○現状の評価(目的、目標の達成度または長所と問題点)

(1)医学情報センターシステム、設備

 1)学内および対外的な情報通信基盤の充実

 a.ギガビットネットワークによる通信基盤の増強。

  ビデオオンデマンドによる講議、研修、自己学習が可能となる。

 b.イントラネット、インターネット、アクセスサーバの充実。

    電子メールの活用、学内周知文書や規程集、マニュアル等のオンライン参照、情報公開法へ

  の対応が可能となる。

 2)教育支援システムの拡充

 a.学生情報処理実習室(PC49台)、看護学科自己学習室(PC35台)、LL教室(PC66台)に

  パソコンを設置。

   マルチメディア教育、ビデオオンデマンド、ティーチングファイルを利用した学生実習が可

  能となる。

 b.臨床講議棟学生ホール(PC10台)、図書館(PC7台)、看護学科実習室(PC16台)にパソ

  コンを設置。

    パソコンによる自学自習が可能となる。

 c.チュートリアル教室(PC24台)のコンピュータを利用した教育環境の整備。

    マルチメディア教育、ビデオオンデマンド、ティーチングファイルを利用した学生実習が可

  能となる。

 3)電子図書館機能の拡充

 a.文献サーバを含め各種データベースを利用できる環境の整備。

 b.オンライン教材作成支援システムの構築(PC36台)。

 c.ビデオオンデマンドシステムの構築。

   オンライン教材作成支援システムやビデオオンデマンドシステムは構築されたが、これから

  は、それらに流すコンテンツを作成していくことが必要であり、授業担当者に教材作成支援ソ

  フトの使い方について講習を行ったり、マニュアルを作成して教材作成の手助けをする必要が

  ある。これらは学生教育のみでなく、卒後教育や地域医療従事者の生涯教育、患者教育のため

  にも利用可能である。現在ホームページに教材ファイルのサイトを設け10名程の先生方の教

  材を掲載している。またMINCSで放映された番組をVODで供覧できるように進めており、現在

  1番組を観ることができる。

 4)病院情報の教育研究への活用

   病院情報の研究、教育への利用可能なデータベースシステムを病院総合情報システムの方で

  構築中である。

 5)地域医療の情報発信基地としての役割

 a.ホームページの内容充実

 b.地域医療従事者の生涯教育、患者教育のための情報提供。

     大学ならびに附属病院についてより多くの情報をホームページを利用して一般市民に向けて

  発信する必要がある。各掲載情報とそれらを作成管理する担当部署は大分医科大学ホームペー

  ジ取扱要領のなかで決めている。本学のホームページは近いうちに一新され内容も充実したも

  のになる予定である。

 c.遠隔医療支援システム

   Webブラウザと電子メール機能を組み合わせた遠隔医療支援システムを開発し、大学病院全

  診療科と県内すべての地域医療機関との間で診療支援を行うものであり、平成13年9月から

  稼働予定である。

(2)医学情報センター運営

 1)大分医科大学医学情報センター規程、医学情報センター運営委員会(6部門設置)の設置

  医学情報センターシステムの運営方針についての規程と検討機関である。

 2)医学情報センター職員

 a.医療情報部のスタッフが併任で管理、運営にあたっている。

 b.医学情報センターシステム(学内LANおよびインターネット接続)の維持管理、セキュリテ

  ィのチェック、利用にあたっての講習および相談、ホームページの作成、学生用パソコンの管

  理と障害対応、オンライン教材の整備などを行って教育、研究活動のバックアップを行ってい

  る。

 c.医学情報センターシステムを有効に利用していくために本学教職員から構成される学生教育

  部門、研究教育部門、画像情報部門、学術情報部門、ホームページ部門、管理運営部門を設置

  している。

 d.医学情報センターシステムは整備拡充されてきたが、これから充分に機能発揮させるために

  は、利用者に講習を行ったり、大学や附属病院について一般市民向けの情報を作成登録したり、

  オンライン教材を作成支援していくスタッフの存在が必要不可欠である。

 3)医学情報センターシステムのセキュリティ

 a.外部からの不正なアクセスに対するセキュリティ対策についてはファイアーウォール等シス

  テム上で対応している。

 b.学内LANの利用については入学時に講習を行っている。

 c.学内の不正利用や学内から発信する情報については大分医科大学情報ネットワーク取扱要項、

  大分医科大学ホームページ取扱要項を設けそれに従って管理運営を行っている。

○将来の改善改革に向けた方策

(1)器はできあがったので、これからは入れる中身(コンテンツ)を作成しなければならない。

(2)6部門の活性化を図って、特に教育、研究の面でどのような中身をどのようにして作成して

  いくか検討する。

(3)オンライン教材の作成を支援するスタッフの存在は必要不可欠である。