大分大学医学部における平成20年度実施の研究に係る外部評価実施要項

(1) 目的

  •  国立大学大分大学点検評価規程第4条第1項第5号に基づき,自己点検・評価の結果について、大分大学の職員以外の者による検証を行うため、大分大学が委嘱した外部評価委員による評価を受けるものとする。
  • (2) 評価方法

  •  大分大学医学部評価委員会において策定した「自己点検・評価2008年(研究)」に対して評価を受けるため、書面調査、同評価委員会及び専門委員会委員からのヒアリング、関係教職員からのヒアリング及び各施設等の実地視察により評価するものとする。
  • (3) 外部評価委員及び医学部評価委員会委員名

    大分大学医学部外部評価委員 大分大学医学部評価委員会及び 同委員会研究評価専門委員会の委員
  • 金沢大学医学系研究科長,医学系長
  • 教授  中 沼 安 二
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  • 熊本大学大学院循環器病態学
  • 教授  小 川 久 雄
  • 医学部評価委員会

  • 吉岡秀克(医学部長)
  • 古林秀則(病院長)
  • 藤原作平(副学部長(総務・教育担当)
  • 熊本俊秀(副学部長(研究担当)
  • 牧野芳大(副学部長(入試・社会貢献担当)
  • 横井功(医学科長)
  • 福井幸子(看護学科長)
  • 三重野英子(地域・老年看護学講座教授)
  • 守山正胤(分子病理学講座教授)
  • 中塚和夫(眼科学講座教授)
  • 北野敬明(医学教育センター教授)
  • 九法成男(医学・病院事務部長)
  • 医学部評価委員会研究評価専門委員会

  • 熊本俊秀(副学部長(研究担当))
  • 小野克重(病態生理学講座教授)
  • 仁木一郎(薬理学講座教授)
  • 水谷幸子(臨床看護学講座准教授)
  • 三股浩光(腎泌尿器科学講座教授)
  • 阿部文生(総務課長)

  • 時間 実施事項 場所
    9:00
  • 医学部長挨拶
  • 本学委員の紹介
  • 外部評価委員の自己紹介
  • (配布資料)
  • 資料1 大分大学医学部における平成20年度実施の研究に係る外部評価実施要項
  • 資料2 大分大学医学部自己点検・評価2008年(研究)
  • 資料3 大分大学医学部・医学部附属病院 平成20年度 概要 
  • 病院第一会議室
    9:10
  • 自己点検・評価2008年(研究)の概要説明(熊本研究評価専門委員会委員長)
  • (出席者) 医学部評価委員会委員
  • 研究評価専門委員会委員
  • 9:30
  • 書面調査及び医学部評価委員,研究評価専門委員会のヒアリング
  • (出席者)
  • 医学部評価委員会委員
  • 研究評価専門委員会委員
  • 12:00
  • 昼食
  • (出席者)
  • 医学部長  病院長  藤原副学部長  熊本副学部長  牧野副学部長  事務部長
  • 特別会議室
    13:00
  • 医学部施設の視察
  • (案内者:熊本委員長)
  • (1)学術情報拠点(医学図書館)
  • (2)総合臨床研究センター
  • (3)総合科学研究支援センター(動物実験部門)
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    14:30 外部評価委員打ち合せ 特別会議室
    15:00
  • 外部評価委員の評価
  • (出席者)
  • 医学部長  病院長  藤原副学部長  熊本副学部長  牧野副学部長  九法事務部長  各委員
  • 医学部長から謝辞
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  • 外部評価結果

    金沢大学医学系研究科長、医学系長 中沼安二

  •  提出された資料および2月19日の説明とヒアリングに基づき、大分大学医学部での研究に関する評価を以下の如く行います。
  • 1. 研究教育拠点の構築と研究設備•環境に関して

  •  大分大学全体としてのプロジェクト研究、重点研究を、医学部が他学部と協力して推進されているのは評価に値する。さらに、特色ある共同研究プロジェクトとして、ヘリコバクターピロリ菌と胃がんとの関連性の研究に特別教育研究費が措置され、大分大学医学部の拠点的研究として推進されていることは評価に値する。さらに、他学部との共同研究としての医工連携を主体とした先端医工学研究センターは、現在のニーズに合致したものであり、評価に値するし、今後の具体的なプロジェクト研究の推進に期待したい。さらに、腫瘍センターや癌プロフェッショナルを介した研究の展開に期待したい。
  •  現在、3つの寄付講座がある。さらに、地域に関連した教員の配置もなされている。今後、教員、研究者の確保や時代の要求に応じた研究の展開のため、さらなる寄付講座の開講に努力されたい。
  •  医学部内の研究センターとして生命科学実験分野が設置され、実験実習機器部門、動物実験部門、RI実験部門で研究が展開されていることを評価したい。しかし、見学した範囲では、動物の飼育が主であり、動物実験施設で本格的な実験が行われていないのでは危惧する。これらの部門は先端的な研究展開に非常に重要であり、是非、これらを束ねる責任者として教授を措置し、施設の充実と研究の展開を計って頂きたい。また、図書館分館は24時間サービスや利用状況を含め、評価に値する。
  •  また、学内での競争的研究環境を創成され、研究プロジェクトや科研費の申請に関連して、予算の傾斜配分が行われていることを評価したい。今後、研究成果に応じた研究費の配分も考慮して頂きたい。
  • 2.研究活動の現状に関して

  •  研究成果を英文論文として、着実に発表されている。大分大学で主に行われた研究成果をNatureなどの一流雑誌に掲載されることを期待する。最近の医師不足、大学院生の減少、さらには臨床での激務に関連して、ここ2、3年で英文論文での発表が減少している。全国的な現象ではあるが、この苦境を克服し、質の高い研究を推進され、その成果を世界に発信して頂きたい。また、今後の研究成果の判断として、インパクトファクターに加え、引用回数による検討も行って頂きたい。
  •  また、研究成果の発表を、一般演題として学会に発表されると同時に、全国学会あるいは国際学会での主題演題として発表して頂き、我が国および世界の研究をリードするアップデートな研究の展開を期待したい。また、研究成果による知的財産権の出願•取得状況に関して、今後の展開と増加に期待したい。特に、特許収入に期待したい。
  •  外部資金の獲得状況に関して、科研費は研究者の研究資金として一般的なものであり、 申請資格のある教員全員の申請が要求される。大分大学医学部では、申請に関するincentiveがあり、多くの有資格教員による申請が行われているとのことであり、評価に値する。なお、大型の科研費への申請が最近なされていない。基盤Sや基盤A等の大型研究費の獲得を目指して頂きたい。
  •  さらに、医学部主導の大型研究費としての特別教育研究費やCOEの研究費の獲得にも努力して頂きたい。さらに、産学共同研究や受託研究の実施とそれに伴う外部資金の獲得にも引き続き、努力して頂きたい。学術賞等の受賞状況も順調に増加しており、研究が持続的に展開していることの指標と考えられる。特に、最近の5年間は順調であり、学会からの受賞が中心である。今後も、主要な学術賞の獲得に向けて邁進されることを期待する。
  •  研究成果の発表を、国外で積極的に行っており、さらに交流校を中心とした研究、さらには研究者の招請を行っている点が評価される。特に、近年、我が国での医師不足および専門医志向の結果として、研究者が減少しており、外国人研究者による研究の展開が1つの打開策と思われる。
  •  最後に、医学系研究科での大学院教育•研究に関して、大学院は大学での学問•研究の中核であり、研究および教育システムの構築が重要である。しかるに近年、医師の専門医志向が強くなり、大学院への入学が減少している。特に、この傾向は基礎系大学院で顕著となっている。大分大学医学系研究科では、昨年までは大学院生の入学は30名の定員が充足されていたが、今年度はかなり厳しいとの報告があった。大学院生の減少は全国的な課題であり、今後、各大学の積極的な取り組みが必要な課題となっている。大分大学医学系研究科においても、この緊急的な課題に前向きに取り組んで頂きたい。
  • 3. 全体的総括

  •  研究の現状:全体として研究が着実に進展していると評価したい。また大分大学の3つの重点目標と関連するプロジェクトを推進されている点も評価したい。研究論文の発表や学会での発表が堅実になされている。特に、研究成果を英文論文で発表され、さらに国際学会で発表し、国外からの研究者の受け入れを順調におこなっていることを評価したい。外部からの研究費(産学共同研究、受託研究を含めて)も増加傾向にあり、寄付講座などを活用した研究実績の質量の向上や研究員の確保も着実に行われている。実験動物や組換えDNA実験などを用いた基礎研究も着実に行われている。生命科学実験分野を中心としたセンター、さらに図書館が充実している点を評価したい。
  •  将来への展開:大型研究費(基盤SやA, COEなど)の獲得を目指して頂きたい。大学全体としての重点研究に加えて、大分大学医学部での特色ある研究、個性的な研究の確立、さらには具体的な研究拠点形成を期待する。さらに、他学部との共同研究、とくに医工連携による研究がさらに活発になることを期待したい。さらに、大学院教育•研究の充実、および大学院生の確保が将来の大分大学医学部の研究展開に必要と思われる。
  •  最後に、私どもの意見や評価が、大分大学医学部・医学系研究科の研究および研究者育成の展開にお役に立てば幸いです。
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  • 熊本大学大学院医学薬学研究部 循環器病態学 小川久雄

  •  医学部・医学系研究科の研究目的と特徴を読ませていただき、特に研究面を中心に評価をさせていただきました。開学33年という若い大学ですが、目標の一つに掲げておられる特色ある研究プロジェクトに関しましては、内視鏡手術やヘリコバクター・ピロリ研究に代表されるように国際的な業績を挙げられております。地域活動や社会に対する発表も活発に行われております。総合臨床研究センター、医学図書館、動物実験施設の充実は素晴らしいと感じました。また、動物実験施設でのウエスト・ナイル・ウイルスのように世界的にも稀な研究もされており驚きました。ドミニカ共和国との交流も古く平成元年から行われているという大分大学独自の国際交流がある点も評価されます。大分大学の重点目標と関連する4つのプロジェクトに対しては、かなりの実績を示されたと評価します。一方、大分大学医学部が更に発展するために改善すべき点も少なからず気づきましたので、項目事に述べさせていただきます。
  •  論文業績においてImpact Factorが20以上の論文を大分大学が中心となって出しており、Impact Factor 5以上の雑誌への発表も4年間に58編あり質の高い研究がなされていると思います。しかし、詳しく見ますと英文の総論文数は最近の3年間は減少傾向にあります。また、科学研究費補助金採択状況も総額の変化はありませんが、新規採択率が下がっている傾向にあります。また、基盤研究SやAが無い点も、問題と思います。今後はCOEなどの獲得に向けてのスタッフの充実も課題です。ただ、厚生労働科学研究費補助金が増加しているのは明るい材料です。しかし、一番大事な点は人材の確保であると思います。特に卒業生が大分大学に残ってもられるようなシステム作りが重要になってくると思います。卒業生が大学で研修する率を現在の30%から40―50%へ上げられれば将来は大学に残り研究をしようという医師も多くなるはずです。この3―4年間は卒後新臨床研修制度の影響で大学院入学者も少なかったと思いますが、今後は回復の兆しも見えてきています。博士課程への入学定員を1学年30人とし全体で120人の定員に対して121人と定員は確保できていますが、今後の研究活動を考えると定員数を更に増やすことは必須であると考えます。看護学の分野でも修士を増やすことが必要です。すでに取り組んでおられると思いますが、社会人学生も視野に入れて考えていくべきと思います。
  •  外部資金の獲得は大学の発展に重要な要素です。科学研究費などの公的資金の獲得もさることながら、奨学寄付金の獲得も重要です。これに関して大分大学は順調に増えてきておりますが、更なる獲得に向けて努力すべきと考えます。創薬育薬医学講座、臨床腫瘍医学講座の2つの寄附講座が既にできていますが、このような寄附講座を今後さらに増やしていくべきと考えます。そうすることにより、研究はさらに発展していくと思います。
  •  大分大学医学部附属病院の総合臨床研究センター・クリニカルトライアルユニットの充実は国内でも有数のものと思います。第1相試験から対応できる体制は今後大いに発展していくと思います。臨床研究はこれからの医学研究の重要な柱となることは確実です。この部門の人員配置には力を入れるべきです。医学図書館は24時間無人入退館システムや医学文献デリバリーサービス、スペースなど、充実しています。今後も予算の確保による充実の継続が必要と考えます。また、動物実験施設では、一部器具の老朽化も気になりました。早期の改善が望まれます。
  •  以上、気づいた点を書かせていただきました。一日の大学視察でしたので、十分とは言えないと思いますが、大分大学医学部は人材の確保に努められることにより、今後益々発展される余地のある大学と感じました。今後の更なる躍進を期待します。


  • 大分大学医学部における平成20年度実施の研究に係る外部評価議事概要

  • 日 時 平成20年2月19日(木) 9時00分~16時00分
  • 場 所 大分大学医学部 病院第一会議室及び特別会議室
  • 出席者
  • (1) 外部評価委員
  • 金沢大学医学系研究科長,医学系長
  •      教授  中 沼 安 二
  • 熊本大学大学院循環器病態学
  •      教授  小 川 久 雄
  • (2) 大分大学医学部評価委員
  •      吉岡秀克(医学部長),古林秀則(病院長),藤原作平(副学部長(総務・教育担当)),
  •      熊本俊秀(副学部長(研究担当)),横井功(医学科長),福井幸子(看護学科長),
  •      三重野英子(地域・老年看護学講座教授),守山正胤(分子病理学講座教授),
  •      北野敬明(医学教育センター教授),九法成男(医学・病院事務部長)
  • (3) 大分大学医学部評価委員会研究評価専門委員会
  •      熊本俊秀(副学部長(研究担当)),水谷幸子(臨床看護学講座准教授),
  •      阿部文生(総務課長)
  •  
  • 欠席者
  • (1) 医学部評価委員
  •      牧野芳大(副学部長(入試・社会貢献担当)),中塚和夫(眼科学講座教授),
  • (2) 医学部評価委員会研究評価専門委員会
  •      小野克重(病態生理学講座教授),仁木一郎(薬理学講座教授),
  •      三股浩光(腎泌尿器科学講座教授)
  • 陪席者
  •      仁井雅則(総務課副課長),朝来野義明(総務課総務第二係長)
  • 1.外部評価ヒアリング 9:00 ~12:00 (病院第一会議室)

  •  大分大学医学部の研究に係る自己点検の外部評価のヒアリングにあたり,吉岡医学部長から,挨拶があり,引き続いて本学部の評価委員会委員及び研究評価専門委員会委員の自己紹介があった。続いて,外部評価委員の自己紹介があった。
  •  熊本研究評価専門委員会委員長から,「大分大学医学部自己点検・評価2008年」について概要説明があり,概ね,次のような質疑応答が行われた。
  • (1) 先端医工学研究センターは,具体的な建物はあるか。
  • 同センターは,全学的な研究施設として立ち上げ2名の専任教員を配しているが,独立した建物はない。
  • (2) 地域に関連した寄附講座を計画しているか。
  • 寄附講座ではないが,地域医療支援システム(小児科分野,産婦人科分野)として時限付きとして人員を配置して,医療研究活動を実施している。
  • (3) 大学の重点目標と関連するプロジェクトについて
  • 各研究分野から,4つの研究目標に係る研究を提案し,グルーピングして研究推進していくことを目的としている。
  • (4) 医学部で特色ある個人または共同研究プロジェクトとは,具体的には,何か。
  • 東アジアにおけるピロリー菌について概算要求を行っている。アジアのコアとして連携し,各研究者と連携し共同研究を行っている。
  • (5) 科学研究費に係る間接経費の取扱いについて
  • 間接経費については,医学部に50%,科研採択者に50%配分している。
  • (6) 関連教育病院とは,大分県立病院のことを指すのか。
  • 大学設置基準による大学医学教育施設しとして大分県立病院を教育関連病院に実習を行っている。
  • (7) 研究活動の実施として掲載雑誌(資料3)については,大分大学が中心となって発表した論文数か。
  • その通りであり内地留学も含め,その施設先での論文で併記されたものも含んでいる。
  • (8) 外部資金として科学研究費は,基盤研究「B・C」が多く「A」が少ないようであるが,「A」やCOEなどの大型外部資金の獲得を目指してほしい。
  • 基盤研究「B・C」など採択の可能性が高いものに重点を置いて申請している。また,申請にあたっては,プレチェックを行い申請率95%である。
  • (9) 学術賞の受賞状況について
  • 平成19年度大分合同新聞文化賞を受賞しているが,有名な賞を目指す必要がある。
  • (10) 大学院教育の活性化に係る対応はどのようにしているか。
  • 本学も大学院生が減少している。特に基礎系が厳しい状況にあることから,留学生からの導入の道を模索している。
  • (11) 看護学修士の状況はどうか。
  • 修士課程の看護学専攻について,定員16名であるが,定員割れしたことから平成19年度からカリキュラムを変更し授業科目を選択制にし,働きながらも履修できるよう環境整備している。
  • (12) 各教室の論文業績を報告するような制度はないか。
  • 大学ホームページに実績等を掲載している。
  • (13)  治験については,総合臨床研究センターを中心とした豊の国臨床試験ネットワークを構築し,学内外の協力により研究の質を上げる体制をとっており,育薬創薬まで範囲を広げたいと考えている。
  • (14)  外部資金獲得として財団による地域性のある公募等や厚生労働省科学研究費に申請する必要があるのではないか。
  • (15) がんプロについて
  • がんプロは,九州大学を拠点として九州の全大学が参加し,本学の医学科及び看護学科も参加し,大学院教育も連携して活動している。
  •  
  • 2.施設の視察 13:00~14:30

  • (1) 学術情報拠点(医学図書館)
  • 案内者 大橋教授
  • 医学図書館の施設概要説明の後,閲覧室,検索端末コーナー及び医学史資料室等を案内した。
  • (2) 総合臨床研究センター
  • 案内者 大橋教授
  • 総合臨床研究センターの概要説明の後,クリニカルトライアルユニットへ案内した。
  • (3) 総合科学研究支援センター(動物実験部門)
  • 案内者 高岡教授
  • 動物実験施設概要説明及び同施設を案内した。
  • 3.外部評価委員の評価 15:00~16:00 (特別会議室)

  • 大分大学出席者
  • 吉岡秀克(医学部長),古林秀則(病院長),藤原作平(副学部長(総務・教育担当)),
  • 熊本俊秀(副学部長(研究担当)),九法成男(医学・病院事務部長)
  • ◎中沼外部評価教授

  • (1) 研究環境に関しては,医学部内に生命科学実験分野が設置されており,実験実習機器部門,動物実験部門及びRI実験部門が充実しており,また,医学図書館は,整理された書架や24時間のサービス体制がとられている。
  • (2) 研究活動の実績として,英文論文減少傾向にあるが,アクティブに論文発表し,科学研究費の申請率も高いが,COEなどの大型研究費や教育研究特別経費の獲得を目指し,研究拠点を作っていただきたい。
  • (3) 受託研究から共同研究へシフトして,外部資金の獲得を目指してほしい。
  • 大学院は,大学の研究の中核であることから,積極的な取り組みを行い,充実させていく必要がある。
  • ◎小川外部評価委員

  • (1) 大学院生の確保の影響により論文数が減少していることから,院生を増やし研究活動を活発化させていただきたい。
  • (2) 中核となる研究を充実させていただきたい。
  • 医学図書館は,充実しており利用状況からみて学生教育や研究活動にフィードバックされていくことが期待される。
  • (3) 研究面は,動物実験施設での固有の研究を対外的にPRする必要があるのではないか。また,総合臨床研究センターのクリニカルトライアルユニットは先駆的なものであり研究発展させることにより研究費の充実が図れると思われる。