外来のご案内

角膜外来緑内障外来眼炎症外来黄斑外来小児眼科外来

 

角膜外来

細菌性,真菌性角膜潰瘍やアカントアメーバ角膜炎などの感染性疾患は、多くは入院治療をしています。角膜変性症、水疱性角膜症、円錐角膜などに対して、大分県アイバンクから提供を受けて全層及び表層角膜移植を行っています。緊急性のある症例は、全国のアイバンクネットワークにお願いをして対応しています。円錐角膜などに対する特殊なコンタクトレンズも取り扱っています。

 

緑内障外来

原発開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障、続発緑内障などの様々なタイプの緑内障に 対する診断と治療を行っています。 緑内障に対する特殊検査は眼圧検査や視野検査(GP、ハンフリー)、視神経乳頭解析(OCT, HRT3)を行っています。必要な患者さんには入院して3時間毎に眼圧を測定する眼圧日内変動検査を行っています。 治療は点眼治療、レーザー治療で眼圧コントロールできない患者さんには手術療法を行っています。手術治療は線維柱帯切開術、線維柱帯切除術、白内障・緑内障同時手術などを年間60~80例行っています。 血管新生緑内障に対してはアバスチンを併用した治療を行っています。

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眼炎症外来

眼球とその周囲のあらゆる炎症性疾患に対する診療を行っています。 目の表面ではドライアイ、アレルギー性の角結膜疾患、角結膜感染症などの診断・治療を行っています。眼内の炎症であるぶどう膜炎ではサルコイドーシス、Vogt-小柳-原田病、ベーチェット病、感染性ぶどう膜炎などに対し、PCR法などを併用した迅速かつ正確な診断を心がけています。そのほか強膜炎、視神経炎、甲状腺眼症など対象疾患は多岐にわたっています。採血・画像検査・造影検査など診断に必要な検査を症例に応じて行っていきます。眼炎症が全身疾患の一症状であることも多く、診断を確定するために内科や耳鼻科など他科との連携をとっています。 治療は薬物治療が主体であり、ステロイド剤や免疫抑制剤を副作用に注意しながら使用します。治療抵抗性の硝子体混濁例や急性網膜壊死などの難治症例、悪性リンパ腫が疑われる例に対しては硝子体手術を併用し、眼内の硝子体液の検査および治療を行っています。

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黄斑外来

加齢黄斑変性症は、網膜の中心で視力に最も重要な“黄斑”とよばれる部位が障害される疾患です。米国では失明原因のトップであり、我が国でも近年増加傾向にあります(平成17年度の報告では、緑内障、糖尿病網膜症、網膜色素変性症についで第4位)。
加齢黄斑変性症は萎縮型と滲出型に大別されます。萎縮型は活動性が低く緩徐な視力低下をきたしますが、現在治療法はありません。一方、滲出型は視力低下が顕著で社会的失明につながる重篤な疾患です。この病気の本態は脈絡膜という網膜の外側(裏側)にある組織から発生する“新生血管”です。
脈絡膜新生血管は網膜・黄斑に腫れや出血を引き起こし組織を破壊していきます。本症の治療はこの新生血管を退縮させることが目的です。当科では以下の2つの治療を主に行っています。

1.光線力学的療法(PDT)
以前はレーザー光凝固による治療が行われていましたが、新生血管と一緒に正常網膜も破壊してしまうため、黄斑の中心部(中心窩)にある新生血管に対しては行えませんでした。これに対して、2004年に認可された“光線力学的療法”はベルテポルフィンという光感受性物質を点滴し、これが新生血管に集まってくる時間をねらって特殊な波長のレーザーを照射します。レーザーでベルテポルフィンが光化学反応を起こし、新生血管を閉塞させる治療法で、正常網膜にはほとんど影響を与えません。当科でもすでに症例数は400名を超え、良好な治療成績を報告しています。

2.抗VEGF療法
この治療法は新生血管を誘発するVEGF(血管内皮増殖因子)という物質の働きをブロックして新生血管を退縮させようとする治療です。眼の中に少量の抗VEGF薬を月に1回注入します。以前は、当院倫理委員会の承認のもと未認可のアバスチンという薬剤を使用してきましたが、最近、加齢黄斑変性治療薬としてマクジェン、ルセンテイスという薬剤が認可されました。症例によっては著明な治療効果があり、今後の加齢黄斑変性症治療の主流になると考えられますが、頻回に注入しなければならないのが難点です。
加齢黄斑変性症のなかには色々なタイプ(狭義の加齢黄斑変性、ポリープ状脈絡膜血管症、網膜内血管腫状増殖)があり、症例ごとに予後も異なりPDT・抗VEGF療法への反応も様々です。造影検査を行い、個々の症例に応じた治療法を選択しています。また複数回の治療になることが多く、再発の可能性も高いため定期的な受診も不可欠です。ともに高価な薬であり経済的な負担も無視できません。新生血管は退縮しても、歪みや暗点が残ることも多々あり現状ではすべての患者さんを満足させるには至っていません。しかしながら、数年前までは全く手の打ちようのなかったこの疾患に対して今できる最善の治療を提供しようと全力で診療にあたっています。

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小児眼科外来

小児は視機能の発達において重要な時期で、発達の妨げになるような異常をなるべく早い時期に診断し、治療を開始する必要があります。当外来では近視・遠視・乱視などの屈折異常や、弱視(眼鏡をかけても良い視力がでない状態)、斜視(黒目の位置がずれている状態)を専門に治療しています。特殊眼鏡の処方や、弱視訓練の実施・自宅指導を行い、症例に応じては全身麻酔下での斜視手術を施行しています。「視線が合わない」「片目をつむる」「首を傾けて物を見る」「目が揺れている」などお子さんの目に関して気になる症状があれば早めの受診をお勧めします。
成人の斜視についても複視や眼精疲労の軽減、美容的観点から積極的に治療を行っています。脳・神経の障害で発症する麻痺性斜視、甲状腺眼症にともなう斜視も当外来で扱っておりますのでご相談下さい。
外来診療日 水(午後)・金(午後) ※完全予約制です。初診の方はまず一般外来を受診して下さい。

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