平成27年度大分大学医学部附属病院指標

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 492 363 312 580 747 1,157 2,407 2,441 1,232 114
入院患者の年齢階級別患者数です。平均年齢は約６０歳です。７０歳～７９歳の年齢の入院患者が最も多く、未成年者の患者（０－１９歳）の割合は約１０％、７０歳以上の割合は約４０％を占めています。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）ファイルをダウンロード
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術処置１ １あり 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 161 4.98 3.07 0.62% 69.53
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術処置２ なし 102 10.56 5.68 0.98% 61.49
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術処置１ なし、１,２あり 手術処置２ なし 82 8.28 4.87 3.66% 72.04
循環器内科で多い症例は、狭心症や陳旧性心筋梗塞等に対する心臓カテーテルの診断検査、経皮的冠動脈形成術や頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーションの手術です。
整形外科・リウマチ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
07040xxx01xx0x 股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等 定義副傷病 なし 92 26.50 24.95 58.70% 65.10
07040xxx97xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。） その他の手術あり 52 1.35 9.22 0.00% 57.60
070230xx01xxxx 膝関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等 51 25.02 27.21 29.41% 73.39
整形外科で多い症例は、股関節骨頭壊死や関節症等に対する人工関節置換術と術前の貯血目的の入院です。その他には、リウマチや脊椎・脊髄疾患等に対する手術、骨軟部腫瘍に対する手術・化学療法等も実施しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 131 10.65 11.08 0.00% 54.82
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり 片眼 109 11.11 9.57 0.92% 65.02
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術処置１ あり 手術処置２ なし 64 9.06 7.99 0.00% 68.42
眼科で多い症例は、網膜剥離、緑内障、黄斑疾患等に対する手術です。その他には、硝子体出血、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症や眼の外傷等に対する手術も数多く実施しています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（腟式を含む。）　開腹によるもの等 45 12.29 10.43 0.00％ 50.42
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 42 12.14 10.18 0.00％ 43.52
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（腟式を含む。）　腹腔鏡によるもの等 40 7.20 6.50 0.00％ 41.43
産婦人科で多い症例は、婦人科腫瘍に対し、腹腔鏡による手術も含め、予定手術や緊急手術です。摘出した腫瘍を検査し「悪性」と診断された場合は、追加の手術や化学療法・放射線療法等も実施しています。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 76 8.62 7.76 0.00% 58.18
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 52 8.60 8.20 0.00% 26.56
030440xx01xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 38 13.97 10.12 0.00% 39.29
耳鼻咽喉科・頭頸部外科の症例は、鼻、咽喉、喉頭、耳および頭頸部と多岐にわたります。その中でも、ＱＯＬ（生活の質）に密接に関わる嗅覚、平衡覚等の感覚器や、発生・嚥下等の機能治療を多く行っています。さらに、人工内耳手術や頭頸部癌等に対する集学的治療、手術・化学療法・放射線治療、機能再建手術等を実施しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。） その他の手術あり 手術処置２ なし 40 15.20 11.98 7.50% 74.43
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 40 7.38 10.93 2.50% 71.60
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術処置２ なし 37 10.22 9.20 0.00% 74.03
消化器内科で多い症例は、肝細胞癌に対する選択的動注化学塞栓術、胆管結石に対する胆道ステント留置の症例、胃癌に対する内視鏡的ポリープ切除です。その他には、内視鏡的結腸ポリープ切除術等も実施しています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術処置２ なし 74 14.70 13.19 16.22% 77.88
050080xx01010x 弁膜症（連合弁膜症を含む。） ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等 手術処置１ なし 手術処置２ １あり 定義副傷病 なし 60 24.67 25.69 80.00% 68.92
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）　腹部大動脈（分枝血管の再建を伴うもの）等 手術処置２ １あり 35 22.26 22.62 34.29% 74.77
心臓血管外科で多い症例は、腸骨動脈瘤や心臓弁膜症に対するステントグラフト内挿術、弁置換術や腹部大動脈の手術です。その他には、経カテーテル大動脈弁置換術、低侵襲心臓手術（自己弁を温存する僧帽弁形成術、自己心膜による大動脈弁形成術等）、胸部及び腹部大動脈瘤に対するハイブリッドステントグラフト治療や心不全に対する人工心臓治療等も実施しています。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060050xx02x1xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。） 肝切除術　部分切除等 手術処置２ １あり 36 22.83 21.05 5.56% 71.22
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術処置１ なし 手術処置２ なし 29 18.97 17.41 10.34% 69.79
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 腹腔鏡下胃切除術　悪性腫瘍手術等 手術処置２ なし 22 21.09 16.02 27.27% 68.05
消化器外科で多い症例は、肝臓癌、大腸癌や胃癌に対する手術です。これらの癌に対して、低侵襲治療である腹腔鏡手術を積極的に取り組んでいます。また、進行癌に対しては、開腹手術の他に、術前抗がん剤治療や放射線治療を併用し、生存率向上を目指した治療を実施しています。
腎臓外科・泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術 手術処置１ なし 手術処置２ なし 81 10.38 7.59 3.70% 73.85
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術処置２ なし 75 15.49 14.03 0.00% 67.92
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎（尿管）悪性腫瘍手術等 手術処置２ なし 25 14.28 12.99 0.00% 65.00
腎臓外科・泌尿器科で多い症例は、膀胱悪性腫瘍手術、前立腺悪性腫瘍手術、腎（尿管）悪性腫瘍手術です。前立腺悪性腫瘍手術については、手術支援装置を用いたロボット手術を実施しています。また、その他には、化学療法・放射線治療等も実施しています。
腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9904xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術処置１ なし 手術処置２ ４あり 54 7.07 13.38 3.70% 69.46
060020xx99x30x 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術処置２ ３あり 定義副傷病 なし 37 8.03 6.67 0.00% 61.51
060035xx99x50x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術処置２ ５あり 定義副傷病 なし 17 9.18 4.53 0.00% 61.82
腫瘍内科では、肺癌、胃癌、食道癌、大腸癌、肝臓癌、胆のう癌、膵臓癌、その他の呼吸器、消化器の癌と多岐にわたる診断と治療を実施しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010010xx99000x 脳腫瘍 手術なし 手術処置１ なし 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 35 8.86 11.08 8.57% 52.97
010010xx01x00x 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 28 26.50 22.55 17.86% 60.86
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術処置１ あり 手術処置２ なし 21 4.19 3.15 0.00% 59.90
脳神経外科で多い症例は、脳腫瘍や未破裂脳動脈瘤に対する診断検査及び手術です。その他には、脳動脈瘤や脳動静脈奇形等の診断と治療も実施しています。また、脳卒中（脳梗塞と脳出血）に対しては、回復期リハビリテーション病院や維持期の管理を担う施設（介護施設・療養型病院等）と地域連携パスを用いて連携し、継続的な医療を実施しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040080x1xxx0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎（15歳未満） 手術処置２ なし 21 11.43 5.72 0.00% 4.95
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 14 12.14 7.03 0.00% 6.14
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上） 手術なし 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 13 12.38 6.17 0.00% 0.00
小児科で多い症例は、肺炎、てんかん、超低出生体重児管理の診断と治療です。小児科は、血液腫瘍、神経疾患や代謝疾患等、多岐にわたる症例を実施するため、全患者に対する上記３症例の比率は低くなっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術処置２ なし 97 22.09 20.63 6.19% 68.66
040040xx99100x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術処置１ あり 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 71 5.56 3.29 1.41% 74.54
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術処置２ なし 36 17.94 18.15 0.00% 58.64
呼吸器内科で多い症例は、膠原病関連等の間質性肺炎、肺癌が疑われる場合の気管支鏡による検査入院や肺サルコイドーシス等の難病の診断と治療です。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術処置１ なし 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 42 3.50 12.32 4.76% 77.60
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外） 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術処置２ なし 27 14.37 10.49 0.00% 76.30
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 20 15.15 11.97 0.00% 60.90
皮膚科で多い症例は、顔面を含む頭部および全身の皮膚悪性腫瘍の切除です。広範囲や多部位にわたることもあり、複数回の手術等が必要となる場合もあります。また重症化した急性膿皮症での入院にも対応しています。その他には、悪性黒色腫に対する手術・化学療法等も実施しています。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒（その他の中毒） 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 25 3.40 3.58 28.00% 49.04
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 13 8.69 10.02 30.77% 57.69
160980xx0100xx 骨盤損傷 体外式脊椎固定術等 手術処置１ なし 手術処置２ なし - - 38.42 - -
救急科で多い症例は、急性薬物中毒です。精神科専門医を含めたチームにより救命にあたっています。また、重度・多発外傷等、様々な緊急度・重症度の高い方を受け入れています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術処置２ なし 102 20.22 13.03 9.80% 68.08
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術処置１ なし 手術処置２ なし 10 8.00 15.00 20.00% 72.00
040040xx9904xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術処置１ なし 手術処置２ ４あり - - 13.38 - -
呼吸器外科で多い症例は、肺癌です。手術療法や化学療法が多くなっています。手術療法の場合は平均20日、化学療法の場合は10日程度の入院期間となっています。患者さんが納得ゆくまで十分に御説明させて頂き、その上で同意の得られた治療を行っています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
070570xx010xxx 瘢痕拘縮 瘢痕拘縮形成手術等 手術処置１ なし 29 8.03 6.36 0.00% 44.86
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術処置２ なし 16 4.56 3.54 0.00% 58.56
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等 手術処置１ なし 12 5.17 4.38 0.00% 32.92
形成外科で多い症例は、瘢痕拘縮形成術や眼瞼下垂の手術です。その他には、手術用の顕微鏡（マイクロサージャリ―）を使用した再建術、顔面神経麻痺治療、傷跡治療等も実施しています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010155xxxxx00x 運動ニューロン疾患等 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 20 36.90 15.23 20.00% 62.65
010170xx99x10x 基底核等の変性疾患 手術なし 手術処置２ あり 定義副傷病 なし 19 26.00 18.04 5.26% 62.68
010170xx99x00x 基底核等の変性疾患 手術なし 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 15 16.60 15.23 0.00% 61.80
神経内科で多い症例は、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性、重症筋無力症、パーキンソン病等の神経難病や認知症等の診断と治療です。その他には、脳梗塞・急性期に対する薬物療法等も実施しています。また、脳卒中（脳梗塞と脳出血）に対して、地域連携パスを用いて他施設と連携し、継続的な医療を実施しています。
内分泌・糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
100070xxxxxxxx ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。） 49 21.76 15.35 4.08% 56.00
100180xx99000x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術処置１ なし 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 34 9.91 6.55 0.00% 57.44
100120xxxxxxxx 肥満症 29 34.03 20.84 3.45% 43.34
内分泌・糖尿病内科で多い症例は、２型糖尿病患者の教育入院（行動療法）、消化器外科とのチーム連携による肥満症治療です。また、副腎静脈サンプリング等により、二次性高血圧症の診断と治療等も実施しています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術処置１ あり 定義副傷病 なし 16 9.13 7.47 0.00% 47.13
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術処置１ なし 手術処置２ なし 定義副傷病 なし 15 20.27 13.64 13.33% 59.73
110280xx02x10x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術　その他の動脈等 手術処置２ １あり 定義副傷病 なし 12 38.92 33.71 8.33% 59.42
腎臓内科で多い症例は、蛋白尿、血尿、腎機能低下の原因となっている腎臓病の診断（腎生検）、腎炎・ネフローゼ等の治療、慢性腎臓病の教育目的や透析導入目的であり、全体の約40％を占めています。他診療科と連携医療を行っており、入院加療における院内全体で医療の質の向上に取り組んでいます。
放射線科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx97x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 その他の手術あり 手術処置２ なし 15 13.87 8.56 0.00% 73.47
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。） その他の手術あり 手術処置２ なし 11 16.64 11.98 0.00% 74.00
050200xx99xxxx 循環器疾患（その他） 手術なし - - 7.92 - -
放射線科で多い症例は、IVR（アイ・ブイ・アール）と呼ばれる血管内治療です。他診療科と連携して、胸腹部大動脈瘤等に対する塞栓術や肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓術等を実施しています。その他には、膵癌や胆道癌に対する選択的制癌剤動注療法、脳動脈瘤コイル塞栓、硬膜動静脈瘻、胃静脈瘻や血管奇形等に対する塞栓術、末梢血管形成、大動脈ステントグラフト挿入術等、幅広い分野の治療を実施しています。

（参考）IVR（アイ・ブイ・アール）とは、レントゲンやＣＴ、超音波などの画像診断装置で体の中を透かして見ながら、細い医療器具（カテーテルや針）を入れて、標的となる病気の治療を行うこと。

リウマチ科・内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術処置２ なし 50 32.34 18.15 10.00% 47.82
080140xxxxx2xx 炎症性角化症 手術処置２ ２あり 12 3.00 3.08 0.00% 53.67
070470xx99x6xx 関節リウマチ 手術なし 手術処置２ ６あり - - 2.91 - -
リウマチ科・内科で多い症例は、全身性の自己免疫疾患である膠原病やリウマチ性疾患の診断と治療です。また、関節リウマチ等の患者さんのＱＯＬ（生活の質）を維持し寛解を導くため、ケースによっては生物学的製剤を用いた治療も実施しています。膠原病では、すべての臓器での病変が起こり得るため、他診療科と連携医療を行っており、入院加療における院内全体で医療の質の向上に取り組んでいます。

（参考）膠原病とは、全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称のこと。リウマチ性疾患とは、関節だけではなく、骨、腱、筋肉といった体を動かすのに必要な器官がこわばったり、痛くなったりする病気のこと。

乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの） 手術処置２ なし 11 7.64 6.79 0.00% 70.73
090010xx99x30x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術処置２ ３あり 定義副傷病 なし - - 10.33 - -
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等 手術処置２ なし - - 11.63 - -
乳腺外科で多い症例は、乳房の悪性腫瘍手術です。その他には、化学療法・放射線療法等も実施しています。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 52 - 11 45 49 43 1 7
大腸癌 18 23 35 26 51 47 1 7
乳癌 18 - - 10 - 12 1 7
肺癌 75 22 62 67 81 59 1 7
肝癌 27 32 - - 11 122 1 7
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約

５大癌である、胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の初発におけるＵＩＣＣ病期分類ステージ別件数および再発の件数を集計しました。
ＵＩＣＣ病期分類ステージは、①原発腫瘍の拡がり②所属リンパ節転移の有無③遠隔転移の有無の３要素を基に決定しています。
初期であるⅠ期から末期であるⅣ期まで４段階のステージがあります。

（１）胃癌・大腸癌・肝癌について
初期ステージ癌に対しては、機能温存術や腹腔鏡手術等を実施しています。進行期ステージに対しては、治療成績のさらなる向上を目指して、術前放射線化学療法等を導入し、集学的治療を実施しています。

（２）乳癌について
初期から進行期にかけての診断、手術、薬物療法や転移・再発癌、末期に対する緩和医療等を実施しており、いずれの段階でも対応しています。

（３）肺癌について
胸部外科的に高度な技術を要する胸腔鏡下手術や気管支形成等の手術を実施しています。また、抗がん剤治療や分子標的治療等も実施しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
重症度 0 13 11.15 53.54
重症度 1 16 17.13 61.88
重症度 2 11 22.91 65.09
重症度 3 10 17.40 78.70
重症度 4 - - -
重症度 5 - - -
不明 - - -

「市中肺炎」とは、病院外で日常生活を行っている中で発症した肺炎のことを指しています。原因菌の多くは肺炎球菌・インフルエンザ杆菌（かんきん）ですが、インフルエンザ流行期ではウイルス性肺炎も頻度が高くなります。また、高齢者では症状がはっきりしない場合もあります。

「重症度」は成人市中肺炎診療ガイドラインによる分類に基づいて行われます。下記の５つの項目のうち、いずれも満たさなければ重症度０（軽症）、１～２つであれば重症度１～２（中等症）、３つ満たせば重症度３（重症）、４～５を有するまたはショックであれば重症度４～５（超重症）に分類されます。軽症であれば外来治療も可能となるため、平均在院日数が短くなる傾向があります。しかしながら、基礎疾患として特に慢性呼吸器疾患をお持ちの方は、入院を繰り返すことがあり、重症度が上がる（在院日数が長くなる）ことがあります。また、年齢が高くなるほど重症度が高くなり、重症度が高いほど平均在院日数も長くなる傾向にあります。

当院では中等症（重症度１，２）は全体の半数、重症と超重症（重症度３～５）は４分の１を占めています。

脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 23 27.13 71.13 55.56%
その他 - - - -
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 18 8.61 67.11 5.56%
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I679 脳血管疾患，詳細不明 3日以内 - - - -
その他 - - - -
発症から３日以内に受診した急性期の患者数が、全体の半数を占めています。回復期リハビリテーション病院や維持期の管理を担う施設（介護施設・療養型病院等）と地域連携パスを用いて連携し、継続的な脳卒中医療を実施しています。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）ファイルをダウンロード
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ﾛ 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他のもの）　など 267 1.13 2.07 0.00% 71.75
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含むもの） 251 2.22 7.24 0.80% 63.54
K2683 緑内障手術（濾過手術） 78 2.71 8.85 0.00% 64.63
眼科で多い手術は、白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障の手術です。 網膜硝子体手術の対象となる眼底疾患（硝子体出血、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞、網膜剥離、黄斑疾患等）や眼の外傷等に対する手術も数多く実施しています。
整形外科・リウマチ科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術（股）　など 157 3.61 21.69 47.77% 68.41
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術（上腕）　など 24 2.79 5.13 4.17% 49.38
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）（後方又は後側方固定） 18 5.39 25.67 77.78% 69.67
整形外科で多い手術は、人工関節置換術、軟部腫瘍の摘出術や、脊柱管狭窄等に対する脊椎・脊髄手術です。その他には、手、肘、膝、足関節の関節鏡下手術も実施しています。また、個々の疾患症例に応じて病診、病病連携を実施し、術後リハビリの役割分担を図りながらＡＤＬ（基本的日常生活動作）の確保、ＱＯＬ（生活の質）の向上に取り組んでいます。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル未満） 86 0.36 1.17 0.00% 66.06
K6152 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術） 52 2.65 13.19 5.77% 74.33
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 44 4.80 8.73 9.09% 73.64
消化器内科で多い手術は、内視鏡によるポリープ・粘膜切除術です。胃や食道の上部消化管、大腸・S状結腸・直腸等の下部消化管のポリープや早期癌に対して行っています。また、肝癌に対する血管塞栓術や、閉塞性黄疸、胆道結石等に対するステント留置術等も実施しています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 32 2.59 6.66 3.13% 64.91
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 30 6.73 16.37 13.33% 69.13
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） 25 2.16 7.16 0.00% 74.32
消化器外科では、腹腔鏡を中心とした低侵襲治療を導入し、胆石症や鼠径ヘルニア等の良性疾患から、大腸癌や胃癌、肝臓癌等の悪性疾患まで積極的に行っています。また、当科では、内分泌・糖尿病内科と連携し、肥満症に対する腹腔鏡下手術を実施しています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡によるもの） 51 1.33 5.29 0.00% 40.75
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（開腹によるもの） 46 2.22 9.39 0.00% 48.46
K877 子宮全摘術 40 2.10 10.38 0.00% 49.68
産婦人科で多い手術は、子宮筋腫や子宮頸癌・子宮体癌等の良性・悪性腫瘍に対する開腹または腹腔鏡による手術です。その他には、緊急帝王切開や子宮外妊娠等の場合の緊急手術にも対応しています。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術（摘出） 65 1.28 6.06 0.00% 29.38
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術４型（汎副鼻腔手術） 48 1.77 5.96 0.00% 57.96
K319 鼓室形成手術 44 2.14 10.70 0.00% 36.82
耳鼻咽喉科・頭頸部外科で多い手術は、口蓋扁桃手術、内視鏡下副鼻腔手術、鼓室形成術等の手術です。扁桃周囲膿瘍や深頚部膿瘍に対する緊急手術にも対応しています。その他には、舌癌、喉頭癌、副鼻腔癌等の頭頸部の悪性腫瘍に対する手術も実施しています。
腎臓外科・泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K843 前立腺悪性腫瘍手術 75 2.48 12.01 0.00% 67.92
K8036ｲ 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの） 71 2.01 7.77 5.63% 74.17
K773-2 腹腔鏡下腎（尿管）悪性腫瘍手術 30 2.23 10.83 0.00% 68.70
腎臓外科・泌尿器科で多い手術は、前立腺悪性腫瘍手術、膀胱悪性腫瘍手術です。前立腺悪性腫瘍手術に関しては、内視鏡手術用支援機器（ダヴィンチ）を導入し、患者の身体的負荷を減少させた手術も実施しています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5611 ステントグラフト内挿術（胸部大動脈） 50 5.44 11.18 40.00% 75.10
K5606 大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）（腹部大動脈（分枝血管の再建を伴うもの）） 46 6.11 17.87 47.83% 73.70
K5612 ステントグラフト内挿術（腹部大動脈） 46 4.61 9.67 17.39% 79.89
心臓血管外科で多い手術は、ステントグラフト内挿術、腹部大動脈瘤の手術です。その他には、経カテーテル大動脈弁置換術、低侵襲心臓手術（自己弁を温存する僧帽弁形成術、自己心膜による大動脈弁形成術等）、胸部及び腹部大動脈瘤に対するハイブリッドステントグラフト治療や心不全に対する人工心臓治療等も実施しています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他のもの） 92 5.22 5.61 6.52% 72.26
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの） 74 3.36 5.35 1.35% 63.27
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術（その他のもの） 32 5.81 8.16 0.00% 58.09
循環器内科で多い手術は、狭心症や陳旧性心筋梗塞等に対する冠動脈ステント留置術や不整脈に対する心筋焼灼術です。その他には、ペースメーカ植込み術や植込み型除細動器の移植術等も実施しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術（その他のもの） 66 5.97 39.27 27.27% 60.73
K1742 水頭症手術（シャント手術） 15 8.07 20.40 33.33% 55.73
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所） 14 0.86 29.71 42.86% 61.71
脳神経外科で多い手術は、開頭による頭蓋内腫瘍摘出術、水頭症手術（頭蓋骨を穿頭してチューブを入れ髄液を腹腔に誘導する）、下垂体手術（経鼻的）や未破裂脳動脈瘤に対するクリッピング手術です。その他には、動静脈奇形に対する血管塞栓術等の脳血管内治療や脊椎・脊髄手術等も実施しています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0102 瘢痕拘縮形成手術（その他） 20 1.05 7.50 0.00% 45.05
K0053 皮膚，皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径４㎝以上） 12 1.17 3.25 0.00% 37.92
K0134 分層植皮術（２００以上） 10 11.90 31.90 30.00% 54.70
形成外科で多い手術は、皮膚再建手術、傷跡治療です。皮膚・皮下腫瘍の摘出や眼瞼下垂症等に対する手術も実施しています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除） 84 0.60 4.70 2.38% 74.11
K013-21 全層植皮術（２５未満） - - - - -
K0131 分層植皮術（２５未満） - - - - -
皮膚科で多い手術は、顔面を含む頭部および全身の皮膚悪性腫瘍の切除術です。皮膚の欠損に対して植皮が必要な場合は、全層植皮術・分層植皮術等を実施しています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超えるもの） 58 3.40 18.50 6.90% 69.07
K5132 胸腔鏡下肺切除術（その他のもの） 30 2.73 10.93 10.00% 62.63
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（区域切除） 13 2.92 16.85 15.38% 72.54
呼吸器外科で多い手術は、原発肺癌に対する手術です。これに転移性肺腫瘍を加えた肺の悪性腫瘍に対し、進行度と悪性度及び患者さんの状況を検討し、最適の術式選択を行っています。
腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） 57 7.09 7.04 5.26% 63.95
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 12 5.67 12.17 8.33% 57.92
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他に設置した場合） - - - - -
腫瘍内科で多い手術は、抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用埋込型カテーテル設置術です。抗がん剤の持続注入のため、植込み型カテーテルを設置することが多くなっています。
放射線科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6153 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他のもの） 34 4.47 7.68 2.94% 67.62
K6152 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術） 11 4.45 11.18 0.00% 74.00
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - -
放射線科で多い手術は、動静脈奇形や止血困難な出血に対する血管塞栓術、肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓術です。その他には、他診療科と連携して、胸腹部大動脈瘤等に対する塞栓術、膵癌や胆道癌に対する選択的制癌剤動注療法、脳動脈瘤コイル塞栓、硬膜動静脈瘻や胃静脈瘻等に対する塞栓術、末梢血管形成、大動脈ステントグラフト挿入術等、幅広い分野の治療を実施しています。
救急科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）（後方又は後側方固定） 13 2.31 23.15 92.31% 61.00
K125 骨盤骨折観血的手術（腸骨翼骨折を除く） - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
救急科で多い手術は、重症外傷である脊椎損傷や骨盤骨折等に対する脊椎固定術や骨盤の手術等です。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術（仮死第１度のもの） 26 0.00 39.42 0.00% 0.00
K6153 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他のもの） - - - - -
K9132 新生児仮死蘇生術（仮死第２度のもの） - - - - -
小児科で多い手術は、新生児仮死蘇生術です。また、放射線科と連携して、動静脈奇形や血管腫等に対する手術も実施しています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 31 16.23 25.90 9.68% 63.68
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル未満） - - - - -
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他のもの） - - - - -
腎臓内科で多い手術は、末期腎不全患者さんに対し、血液透析導入で必要になる内シャント設置術です。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの）） 11 1.00 5.64 0.00% 70.73
K4763 乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩部郭清を伴わないもの）） - - - - -
K4765 乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの）・胸筋切除を併施しないもの） - - - - -
乳腺外科で多い手術は、乳癌の乳房部分切除術です。術後入院期間も６日と短く、低侵襲な手術といえます。乳房切除術の場合は、皮下に排液表のチューブ（ドレナージ・チューブ）が入り、抜去後に退院になります。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 12 0.12%
異なる 14 0.14%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 136 1.38%
異なる - -
厚生労働省による平成26年度のＤＰＣ対象病院全国平均発生率は、播種性血管内凝固症候群「0.17％」、敗血症「0.56％」、その他の真菌感染症「0.04％」、手術・処置等の合併症「0.69％」となっています。当院の「敗血症」発生率は全国平均発生率を下回っており、対象となる患者の約半数は敗血症を主訴として入院されています（他院から転院搬送となった症例等を含む）。また、「手術・処置等の合併症」による入院患者９割以上は、手術・処置等の合併症を主訴として入院治療を受けられています。
更新履歴
2016.12.1
以下のコメントを加筆・修正しました。
・診断群分類別患者数等(耳鼻咽喉科・頭頸部外科)
2016.11.29
以下のコメントを加筆・修正しました。
・診断群分類別患者数等の３診療科(眼科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、消化器外科)
・初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数の(１)胃癌・大腸癌・肝癌
・診療科別主要手術別患者数等の２科(眼科、消化器外科)
2016.10.1
大分大学医学部附属病院指標を公開しました