SARS「冷静な対応を」…国立感染症研究所

新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)について、国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報
センター長は6日、福岡市内で開かれている日本医学会総会で、「安全策はなく、事態は楽観できな
いが、正確な知識を得て冷静に対応して欲しい」とする緊急発言を行った。

「国内では患者は報告されていない」と、現状を報告。90%以上が治ることをふまえ、
「『死のウイルス』としてパニックになる必要はない」と話した。

(2003/4/7/00:36 読売新聞)