SARS、モンゴルで6人感染濃厚 同国初、緊急対策も

14日のモンゴルの報道によると、首都ウランバートルでモンゴル人6人が重症急性
呼吸器症候群(SARS)に感染した可能性が極めて高いと診断された。同国初の例で、
世界保健機関(WHO)に確認を求めているが、政府は緊急会議を開き、感染者が
出ている国からの入国ビザを制限するなどの措置をとった。

6人は中国内モンゴル自治区のフホホトの病院に別の病気で入院し、帰国していた
患者3人とその家族3人。帰国から一週間後に発熱などの症状が出た。モンゴル当局は
ウランバートルとフホホト間の飛行機と列車を2週間停止し、ウランバートル市内でも
13日から会議やコンサートなどを中止している。

(2003/04/14/16:55 朝日新聞WEB版)