WHOチーム、上海で新型肺炎の調査開始

【上海=伊藤彰浩】SARSの流行状況を調べている世界保健機関
(WHO)の専門家チームが21日午前、北京から上海入りし調査
を開始した。24日まで医療機関などを実地調査する。

上海でのSARS患者はこれまで2人(死者なし)だが、人口で
北京を上回る上海での患者数が少なすぎるとして公式発表を疑う声もある。

市当局によると1行6人は21日、市内の空港を視察。今後、市が
提供した医療機関のリストを元に自らが選んだ訪問先や、市疾病
予防コントロールセンターの調査に当たる。

(2003/4/22/01:00 読売新聞WEB版)