新型肺炎、中国の感染者は2000人突破

【北京=竹腰雅彦】中国衛生省は21日深夜、中国本土の新型肺炎
(重症急性呼吸器症候群=SARS)感染者の最新統計を発表した。
感染者は19―21日で194人増えて2001人となり2000人
を突破、死者は13人増えて92人となった。

増加した感染者数のうち、北京が143人と大半を占め、
北京の感染者数は計482人となった。

新たに増えた13人の地域別の内訳は、北京7人、内モンゴル
自治区3人、広東省2人、四川省1人。

これまで感染者が報告されていなかった吉林省や遼寧省など
中国東北部、甘粛省や陝西省など西部にも感染者がいることが
確認され、都市部以外にも感染が広がっている可能性が出てきた。

(2003/4/22/11:09 読売新聞WEB版)