新型肺炎で外務省が北京への“渡航延期勧告”

外務省は22日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の
北京市での感染者数が20日になって約9倍にあたる346人に
訂正されたことを受け、北京市に関する危険情報を「渡航の是非を
検討」に引き上げた。「不要不急の渡航については延期を勧める」
としており、事実上の渡航延期勧告にあたる。

政府は23日から、北京の日本大使館と在広州総領事館で査証を
申請する人に対し、SARSに関する問診票の記入を義務づけ、
感染者の入国を防止することにしている。また、医療用マスクの
入手が困難になっていることから、北京市及び周辺の在留邦人に
配布するマスク3000枚を今週中にも在北京の日本大使館に
送ることにしている。

(2003/4/22/21:21 読売新聞WEB版)