ロシア、新型肺炎で中国に続きモンゴルとの往来も制限

【モスクワ=古本朗】新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SAR
S)禍の拡大を受け、ロシアのゲンナジー・オニシチェンコ保健
省第1次官は6日、SARS流行が深刻な中国との国境往来制限
を強化する一方、新たにモンゴルとの往来も制限すると発表した。

タス通信が報じたもので、オニシチェンコ氏は極東ハバロフスク
地方、シベリアのブリヤート共和国など、中蒙との国境沿いに位
置する10地域の公衆衛生局長に、往来制限導入に関する指令を
伝達した。ロシアは既に、極東アムール州での中国との国境往来
を規制していたが、今回、対象地域をさらに拡大したものだ。

(2003/5/7/10:15 読売新聞WEB版)