新型肺炎対策、体温計測カメラを関空にも設置へ

厚生労働省は7日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SAR
S)に感染した疑いのある旅客を見分けるために、現在、成田
空港検疫所で試験運用されている体温を瞬時に計測するモニタ
ーカメラを、関西空港などにも設置する方針を固めた。当面は、
国際空港数か所に導入する方向で検討している。

世界保健機関(WHO)は、感染の疑いがある基準の1つに
「38度以上の急な発熱」を挙げている。モニターカメラは、
体温38度以上の人が通過すると画面の顔の部分が赤くなるよ
うに設定されている。

(2003/5/8/09:01 読売新聞WEB版)