新型肺炎感染疑いの仏人搭乗便に邦人22人…追跡調査

新型肺炎(SARS)に感染した疑いのあるフランス人2人が
乗っていたソウル―パリ便に、日本人22人が同乗していたこ
とが判明、外務、厚生労働両省が名簿を入手して追跡調査を進
めていることが、9日わかった。すでに12人が日本に帰国し
たが、いずれもSARS感染の症状はないという。残る10人
については、帰国直後に健康状態を確認できるよう、帰国便な
どの情報を収集している。

フランス厚生省の発表によると、この便は2日にソウルからパ
リに到着した大韓航空、エールフランス共同運航の便(KE9
01/AF261)。

2人は中国国内で6週間働き、南京からソウル経由でフランス
に帰国、感染の疑いがある「可能性例」と「疑い例」と判断さ
れた。

(2003/5/10/03:06 読売新聞WEB版)