新型肺炎で緊急援助隊の邦人医師が北京入り

【北京=浜本良一】中国で広がる新型肺炎(重症急性呼吸器症
候群=SARS)の院内感染防止に協力するため、日本政府が
派遣した感染症の専門医師ら国際緊急援助隊の4人が11
日午後、北京入りした。

4人はまず中国衛生省や世界保健機関(WHO)北京事務所か
ら、中国内での最新の感染状況を聴取。13日から、SARS
の専門病院に指定された中日友好病院(北京市)で医療スタッ
フを対象に院内感染を防ぐための講義などを行う。

団長を務める国立国際医療センターの小原博医師は「中日友好
病院を院内感染防止対策のモデルにできれば理想的だ」などと
北京空港で語った。

(2003/5/11/20:32 読売新聞WEB版)