新型肺炎指定解除、香港で祝賀ムード!

読売新聞WEB版
2003/6/23/23:25

 【香港=関泰晴】世界保健機関(WHO)による新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の感染地域指定が23日に解除された香港は、繁華街に獅子舞やサンバの踊り子が登場するなど祝賀ムードに包まれた。香港政府は観光客を呼び戻すため、様々な大型イベントも計画中だ。

 董建華行政長官は、指定が解除されたこの日午後3時、集団感染があった九竜地区のマンション街アモイ・ガーデンで会見し、「我々の共同努力でSARSに打ち勝つことができた」と“勝利宣言”を行った。

 香港のレストランは人出が戻りつつある。一時は10%を割り込んだホテルの稼働率もビジネス客を中心に40%に回復した。キャセイ航空の定期便の運航本数も来月には平常時の7割程度に回復する見込みだ。

(2003/6/23/23:25 読売新聞)


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