厚生労働省は25日、来日中の外国人男性1人が新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の「可能性例」患者として報告されたと発表した。
実際にSARSに感染している可能性は低いとみられる。国内で「可能性例」が報告されたのは、4月19日以来2か月ぶりで、累計で17人目。
同省によると、この男性はSARSの流行地域から来日後の23日、体温が39度まで上がったため入院したが、すでに平熱まで下がり、健康状態も良好という。病原体ウイルス検査も陰性で、診察した医師もSARS感染の可能性は低いと判断しているが、念のため入院を続けている。
(2003/6/25/21:06 読売新聞WEB版)
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