SARSで合同訓練 防護服着た医師ら聞き取り調査

朝日新聞WEB版
2003/08/25/12:36

新型肺炎SARSに感染した患者が国内で発症した場合に備えた厚生労働省、東京都、千葉県による合同訓練が25日行われた。

 SARSの流行地に出張した医療機器メーカーの社員2人が帰国後に発熱したとの想定で、都内と千葉県内で病院への搬送や立ち寄り先の割り出し、施設の消毒、接触者の健康状態の調査などを夕方まで行う。終了後に感染症対策の専門家らが問題点を指摘する。

 東京の新宿区保健所では、保健所の医師らが感染を防ぐ特別なマスクやゴーグル、防護服を着け、患者役の職員から立ち寄り先などを聞いた。厚生労働省もオペレーションセンターを立ち上げ、自治体との間で情報交換したり、対策を指示したりした。

(2003/08/25 12:36)  


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