新たな感染報告なし 研究所を集中調査

共同通信
2004/04/27

 【北京26日共同】中国衛生省は26日、新たな新型肺炎(SARS)の感染例、疑い例とも同日午前まで報告はないと発表した。北京市と安徽省の感染者2人の容体は安定しているという。

 衛生省は発生源の可能性が高い北京の中国疾病予防センターを集中的に調査。ここでの勤務経験がある人や会議に出席した人を含め徹底的に追跡、調べている。

 同センターは、感染した安徽省の女性大学院生が3月に研究のため滞在、北京市の疑い例の男性も勤務しており、衛生省はここから感染が広がったとみている。

(2004/04/27 共同通信)


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