イベント情報

2020年度多職種連携教育合同授業

令和2年11月9、13日に、多職種連携教育の一つとして、医学部と福祉健康科学部の4年生の合同演習が行われました。初開催の昨年と同様に、医学部の医学科、看護学科および福祉健康科学部の理学療法コース、社会福祉実践コース、心理学コースの五つの専門領域の学生が集合し、合同で事例検討会を行いました。今年はコロナ禍のなか、オンライン(eラーニングシステム Moodleを介したZoom会議)による開催となりました。

各専門職(医師、看護師・保健師、理学療法士、社会福祉士、心理師)が共同して、現在入院中の患者の支援策を考えるのが課題です。9日は、全体説明のあと各専門領域の混合した25のグループに分かれ、グループごとに事例の患者の問題点をあげ、今どのような支援が必要かを話し合い、13日の発表に向けてスライドの準備を行いました。13日は、グループ討議で発表スライドを完成させ、その後の全体討議で4グループが代表して発表を行いました。最後に、各専門領域の先生からフィードバックやポイント説明をしていただき、合同演習が終わりました。

2日間とも、学生・教職員合わせて約300名が参加する大規模なZoom会議になりましたが、大きな混乱もなくスムーズに行うことができました。オンラインによる初顔合わせで最初は戸惑いがあったかもしれませんが、そこは若者同士忌憚のない意見を交わせているようでした。時間と場所が制限されたにもかかわらず、4グループの発表はすばらしいものでした。今回の合同演習が、「医療現場での多職種連携の重要性」を学ぶよい機会になっていれば幸いです。