イベント情報

2021年度 多職種連携教育合同授業

令和3年11月15、19日に、一昨年より恒例の福祉健康科学部医学部4年次合同演習が行われました。新型コロナウイルス感染症は大分県では収まってきていましたが、昨年に続いてのオンライン開催となりました。本演習の目的は、医学部(医学科、看護学科)と福祉健康科学部(理学療法コース、社会福祉実践コース、心理学コース)の学生が、合同で一つの事例についてカンファレンスを行い、各専門職(医師、看護師・保健師、理学療法士、社会福祉士、心理師)の立場から意見を交わし、多職種が連携して患者を支援する方法を考えるというものです。

1日目はオリエンテーションの後、5つの学科・コースが混合した25のグループに分かれ、患者のこれまでおよび今後の問題点と今後の支援策について検討し、発表スライドの準備を行いました。2日目はグループごとに発表スライドを完成させ、全体討議に臨みました。全体討議では指定された5グループが発表を行い、最後に各専門領域の先生からフィードバックやポイント説明をしていただきました。

学生・教職員総勢300名が合同で行う演習はなかなかありませんが、2日間とも大きなトラブルもなく行われました。昨年来のコロナ禍で始まったオンライン授業に慣れ、すべての学科・コースが事前学習をしていたことで活発な討論ができたようです。多職種連携教育合同授業は各専門職の用語や考え方を知るよい機会となり、よい刺激となります。医療の現場では、患者の支援策を多職種で共有し、それぞれの専門性を遺憾無く発揮しなければならないことを学ぶことができたのではないでしょうか。