医学教育センターの福田昌子客員研究員が、2024年の日本衛生動物学会賞を受賞しました。2024年4月20日に、北海道で行われた第76回日本衛生動物学会大会の授賞式において賞状が授与され、続いて受賞講演が行われました。本賞は衛生動物学の進歩、普及を図るために学術上顕著な業績を上げた会員に贈られます。福田客員研究員は、日本で初めて報告された人獣共通オンコセルカ症の媒介者が吸血昆虫ブユであることを明らかにすることで本症の伝播サイクルを解明しました。また、組織標本を用いた人体症例起因種の分子同定法などを確立しました。受賞はこれまでのブユの種分化および人獣共通オンコセルカ症に関する研究が評価されたものです。福田先生の益々のご活躍を期待しています。