後期臨床研修医の声 ~消化器内科医になって1年間を振り返って~

2019年度入局

藤富 真吾先生
平素より大変お世話になっております。長崎大学消化器内科より入局させていただきました藤富真吾と申します。出身は大分市で、2006(平成18)に長崎大学医学部を卒業後、同大学病院および大分県立病院で初期研修を致しました。その後、同第一内科学講座へ入局、さらに医局編成で消化器内科が単科として独立し、同医局所属となっています。出身ということもあり、2014年から大分県立病院消化器内科に派遣・勤務し、2019年からは大分県厚生連健康管理センターに勤めさせて頂いています。それに伴い長崎大学消化器内科 中尾一彦教授御厚意の元、村上教授にも御快諾頂き、大分大学医学部消化器内科学講座に入局させて頂きました。
 大分県立病院では長崎大学の先生方に加え、ちょうど大分大学の先生方がいらっしゃるようになった時期であり、よく助けていただきました。現在は佐藤竜吾先生に御指導頂くとともに、大学病院や厚生連鶴見病院の先生方にも御助力頂きながら健診業務に励んでおります。
何分慣れぬため至らぬ点も多数ございますが、精進を重ねて参ります。今後とも御指導、御鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

佐藤 祐斗先生
私はもともと大分出身ですが、大学から滋賀県へ出て、滋賀医科大学に入学、H25に卒業しそのまま滋賀県に残り湖北地方の長浜というまちの赤十字病院で初期研修と後期研修、またその後の1年間の計6年間働いておりました。長浜というと目立って何があるというでもなく田舎ではありますが、実は豊臣秀吉が初めて城を持ち大名となった地であり、また周辺にも歴史深い場所が多くなかなか面白い土地でした。そんな土地で医者としてのキャリアをスタートし、日々頑張って働いておりましたが、6年目を迎えなんとかひと段落し、そろそろ帰郷をと考えていたこともあり、昨年から大分大学消化器内科学講座に入局させていただくこととなりました。
15年ぶりの大分での生活で職場も変わり、当初は大きな不安がありましたが、大学での1年間を終えた現在では環境にも慣れ楽しく過ごしております。大学の皆様のご指導のおかげで公私にわたり非常に有意義な時間を過ごさせていただいていることに感謝しております。
これまで学術的なことはほとんどやってきておらず非常に苦手な分野ですので、大学病院という環境で働かせていただいている間になんとか頑張れたらと考えております。
まだまだ未熟ですが、今後修練を積んで大分の医療に貢献できる様頑張りたいと思いますので、ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。

鹿子嶋 洋明先生
20194月に大分大学消化器内科に入局させていただいた鹿子嶋洋明と申します。私は20173月に大分大学を卒業し、大分赤十字病院で研修医として勤務を始めました。どの診療科も非常に魅力的で充実感のある研修医時代を過ごさせていただきましたが、とりわけ私の目に魅力的に映ったのは、緻密な診断学と治療学を併せ持った消化器内科でした。救急の場面でも消化器疾患は必ず鑑別に挙げられ、そのような状況で的確な判断と対応をしていく消化器内科の先生方をみて、消化器内科の先生が来た安心感と同時に強い憧れを感じたことを思い出します。
そのような時期を過ごして入局を決意し、3年目は研修医時代と同様に大分赤十字病院で消化器内科医として勤務させていただきました。消化器内科医といっても内視鏡操作は全くおぼつかず、先生方の意のままに動く内視鏡操作を見て、消化器内科を回っている研修医と一緒に「絶対あんなの無理だ」とため息をついてばかりでした。しかし、そんな私にもたくさんの症例を経験させていただき、次第に研修医に消化器疾患のことや内視鏡を教える余裕は出てきました。ただ、少し出来る気になって先生方の内視鏡を改めて見ると、今まではわからなかった技術が見えてきてさらに遠い存在に感じて、改めて消化器内科学そして内視鏡の奥深さを感じました。
20204月からは大分大学医学部附属病院での勤務が始まり、慣れないカルテと闘いながらですが、充実した日々を過ごさせていただいております。研修医の時に見た憧れの消化器内科医にはまだ程遠い存在ですが、少しでも先生方のお役に立てるよう精進していきますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

下森 雄太先生
大分大学を卒業後、2年間の初期臨床研修を新別府病院で行いました。その後、大分大学医学部消化器内科学講座に入局し、3年目は大分大学医学部附属病院にて勤務をさせていただきました。初期研修が始まった当初は他科を志望しておりましたが、先生方の楽しそうに仕事をする姿、患者さんに対して常に誠意をもって診療を行う姿を見て、そして内視鏡検査の魅力に惹かれて入局を決めました。大分大学医学部附属病院では消化管・肝胆膵の幅広い疾患の入院診療、検査に関しては上下部消化管内視鏡検査だけでなく、ERCPEUS、肝生検など、こちらも幅広く勉強をさせていただきました。まだまだ若輩者でありますが、1日でも早く力をつけて1人前の消化器内科医になるために精進していきたいと思います。
てればと思っております.今後ともどうぞよろしくお願いいたします.

濱本 真理奈先生
私は大分大学を卒業後、大学病院・アルメイダ病院・大分県立病院等での初期研修を経て、2019年度に消化器内科に入局致しました。入局後は大学病院に戻り1年間勤務させていただき、先生方に日々手厚くサポートしていただきながら、幅広い領域の症例を経験することができました。研修医時代には入局先をかなり迷った時期もありましたが、同期に恵まれ、上級医の先生方の温かく快活な雰囲気の中で内視鏡検査をはじめ様々な手技の楽しさを知り、日々の診療にあたる毎日を過ごし、改めて消化器内科に入局してよかったと思っております。
 2020年度からは鶴見病院で勤務させていただくこととなり、知識・技術の向上のため、より一層精進していきたいと思います。今後ともご指導の程宜しくお願い致します。

福田 春菜先生
平成29年に大分大学医学部を卒業後、新別府病院や医学部附属病院での初期研修を経て、平成31年に消化器内科学講座に入局しました。入局後1年目は大分医療センターにて後期研修をさせていただいております。初期研修とは違い、診断から治療まですべて自分が主体となって方針を決めていくこととなり、自分の判断が正しいのかどうか悩んでばかりでした。一つ一つ時間がかかることが多く、手技も未熟でご迷惑ばかりおかけしていましたが、上級医の先生方には温かく見守っていただき、根気強く指導していただきました。
そのかいあって徐々に外来や入院管理、内視鏡処置に少しずつ慣れてきはじめ、消化器内科としての面白さを改めて感じられるようになり、忙しくも楽しい日々を過ごさせていただいております。まだまだ未熟なためご迷惑をおかけするとは思いますが、日々勉強し向上するよう努力を続けてまいりますので今後とも宜しくお願い致します。

森 圭依先生
大分大学消化器内科に入局して早1年が経ちました。私は初期研修終了後より、大分市医師会立アルメイダ病院で勤務させていただいています。初期研修の間から内視鏡検査の面白さに魅了されて入局し、3年目からは上下部消化管内視鏡検査に加えて、ERCPEUSESDといった専門的な手技を学びながら、消化器内科ならではの様々な緊急疾患に対応できるよう日々多くの症例を学ばせていただいています。まだまだ自力でできる事の少なさを実感する毎日で、自分で診断し、治療をする事の難しさを感じますが、迷った時にはその都度上級医の先生方に相談させていただき、手厚く御指導していただいています。
私は3年目に妊娠し、4年目は産休および育児休暇をいただく事となりました。妊娠がわかったその時から医局員の先生方、および医局のサポートがあるため、安心して妊娠期間、出産、子育ての時期を過ごす事ができます。
職場復帰後にはまた知識や技量を身につけながら、大分の医療に貢献できるように日々学んでいきたいと思っております。今後もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

 山中 昴紀先生
卒後4年目の山中と申します。
大分大学を卒業後、鶴見病院と大学病院にて1年ずつ研修させていただき、3年目を鶴見病院、4年目となる現在、山香病院にて勤務させて頂いております。
 3年目の鶴見病院では、右も左もわからない状態でのスタートにも関わらず、先生方のご指導のおかげで、多岐にわたる症例を主治医として経験することができました。また、多くの内視鏡を経験する中で、ERCPEUSESDといった手技が少しずつ出来るようになっていくこと、一方で内視鏡所見を踏まえ診断・治療していくことの難しさに、消化器内科医としての楽しさを日々感じておりました。救急疾患が多く、処置の多い消化器内科ですが、処置がうまくいった時の達成感は得難いものだと感じます。
 4年目となる現在、杵築市立山香病院にて消化器内科・総合内科医として勤務しています。消化器に限らない症例を経験・勉強し、さらに力をつけたいと考えています。
 まだまだ至らないところが多く、先生柄にはご迷惑をおかけすることが多いと思いますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。