後期臨床研修医の声 ~消化器内科医になって1年間を振り返って~

2014年度入局

・和田 康宏 先生

 みなさん初めまして。昨年5月に入局いたしました和田康宏と申します。今年で卒後7年目になります。これまでは長野県で一般内科や外科に従事していましたが、地元で働きたいという思いと、専門分野を持ちたいという思いがあり、今回清家正隆先生を頼って、村上和成先生のもとでお世話になることになりました。昨年9月まで大学病院で勤務したのち、現在は石飛裕和先生のもと、大分中村病院で消化器内科の修業をさせていただいております。これまでは少し内視鏡を触ることはありましたが、初めての経験が多く、日々勉強と思っています。私がこれまで住んでいました長野県には「ぴんぴんころり」という言葉がありました。元気な高齢な方が多く、死ぬときは苦しまずにさっと死ぬという考えが本人、家族にも広く浸透していました。大分に帰ってみますと土地柄の違いを感じますが、いつまでも生きていたいというのも、また人間らしい考えなのだとも思ったりします。話はそれましたが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

・都甲 和美 先生

 私は大分大学医学部を卒業後、大学病院で初期研修を行いました。その間の数か月お世話になった大分赤十字病院で、後期研修医として3年目から勤めておりました。最初は他に迷っている診療科があったため後期研修医という形での勤務でしたが、早い段階で消化器内科を選ぶことを決めましたので、4年目から入局させていただきました。3年近くお世話になった大分赤十字病院は、先生方がそれぞれ専門としている分野があり、たくさんの症例について大変貴重な勉強をさせていただきました。また、学会発表や、昨年は初めて論文を書くこともでき、先生方のご指導には本当に感謝しています。今年の2月に大分県厚生連鶴見病院へ異動となり、現在は新しい環境のもと診療に携わっております。いろいろな環境で様々な先生方の診療を経験して、自分の診療を形作って行けるように精進したいと思います。医局、同門の先生方にはお世話になる事が多々あると思いますが、頑張ってまいりますのでこれからもご指導の程どうぞ宜しくお願い致します。

・福田 昌英 先生

 入局してから、一年が過ぎようとしています。私は、島根大学医学部を卒業し、初期臨床研修のため、故郷である大分へ帰ってまいりしました。初期臨床研修を大分赤十字病院で行い、消化器内科後期研修医として同病院に勤務しておりましたが、昨年、同消化器内科部長 石田哲也先生にご紹介頂き、入局をさせていただくこととなりました。大分赤十字病院では、貴重な症例をたくさん経験させていただきました。また、第97回日本消化器内視鏡学会九州支部例会に於いて、同院消化器内科副部長 上尾哲也先生のご指導の下、若手研究奨励賞受賞者の栄誉を賜りました。本年度4月からは大分大学医学部で勤務させていただくこととなり、期待に胸を膨らませています。今後とも諸先輩方のご指導を賜りながら精進して参りたいと思います。ご指導の程何卒よろしくお願い申し上げます。

・和田 蔵人 先生

 大分大学消化器内科に入局し、早1年が経ちました。他大学出身で研修1年目から3年間県立病院で勤務し大学とは無縁の生活を送っていた私にとって大学とは未知の世界でした。入局当初は働き慣れた環境を離れる不安感が強かったと記憶しております。ただし1年が経過した今「この医局に入る事が出来て本当に幸せです」と胸を張って答えることが出来ます。まずは素晴らしい先生方の指導の下、数多くの経験をさせて頂いたことです。多くの課題も浮き彫りになりましたが、自らの成長を実感することも出来ました。そして何より医局全体のアットホームな雰囲気です。非常に居心地が良く、忙しくも充実した日々を過ごす事が出来ました。この1年で経験したことを只の経験で終わらせるのではなく、今後の消化器内科医としての医師人生、そして将来的な目標である地域医療に繋げることが出来る様日々邁進していきたいと思います。まだまだ未熟で皆様方にご迷惑をお掛けすることも多いと思いますが、ご指導・ご鞭撻の程宜しくお願い致します。

・堤 康志郎 先生

 大分大学消化器内科へ入局し、早1年が経ちました。振り返ってみると、あっという間の1年間でした。県外で初期研修時代を過ごした後、後期研修から地元大分へ戻り大分大学病院での研修が始まりました。大学病院では、毎日の上下部消化管内視鏡に加え、ERCPやESD、小腸内視鏡や肝生検など様々な手技を経験させて頂きました。また計140例以上の入院を担当することができ、大学病院ならではの特殊な疾患、重症例も数多く経験できました。始まった当初は、慣れないことやできないことばかりで戸惑うことも多かったですが、上級医の先生方の熱心な指導、バックアップもあり大変恵まれた環境下で1年間勉強することができたと実感しています。来年度からより一層忙しくなりますが、この1年間の経験を生かしてさらに知識や技術を磨き、大分の医療へ貢献していきたいと思います。今後もご指導・ご鞭撻の程、宜しく御願い致します。

・得丸 智子 先生

 入局1年目の得丸智子です。 私は長崎大学卒業後、地元である大分に戻って来て大分県立病院で2年間の初期研修を行いました。3年目以降も大分で働きたいという希望があり、大分大学消化器内科への入局を決めました。出身大学ではなく、大学病院に来るのもほぼ初めての状況で、4月から大学病院での勤務をスタートさせました。初めは慣れない環境での勤務に辟易していましたが、同期入局の同僚達やスタッフの方々に恵まれ、大変良くしてもらいました。また、各分野の専門家である上司の先生方からは熱心にご指導を頂きまして、毎日が新しい発見でした。2年間の初期研修を終えて初めて一医師として診療を行い、自分の力不足を痛感することが多々あり、挫けそうになることもありました。しかし、少しずつ知識・技術も身につき、医師としての自覚も高まった1年間でした。来年度からは大分医療センターでの勤務となります。これからも消化器内科医として、人間として、成長していきたいと思います。