学章 TOPICS
 ■  スマトラ沖地震・津波災害で医療支援チームを派遣

 本学は,インドネシア共和国の国立アイルランガ大学の要請を受け,昨年末のスマトラ沖地震・津波の被害に遭った住民の方々の救済のため,医療支援チームを派遣することになりました。場所は,同国アチェ州ピディ県シグリ市周辺です。

 これは,東ジャワ州スラバヤ市にあるアイルランガ大学医学部と共同で医療支援を行うものです。

  アイルランガ大学熱帯病研究所と,長年に亘り研究交流を続けている大分大学総合科学研究支援センター国際保健部門の川本文彦教授が,今年1月下旬に現地入 りし,被災地で必要とされている医療支援の内容や,大分から支援要員を派遣する場合の現地の受け入れ態勢などについて,アイルランガ大学附属のストモ病院 の医療支援チームと検討を重ねた結果,実現することとなりました。

 自主的に志願してくれました6名のメンバーは,団長の三角順一教授のほか,重光 修教授,井上 亮講師,中嶋辰徳技士,川野千夏看護師および現地で合流する川本文彦教授の6名です。

  医療支援チームは,平成17年2月20日(日)からインドネシア入りし,アイルランガ大学のアチェ派遣医療チームと協力して,シグリ市周辺のほか,可能で あれば被害の大きいバンダアチェ市周辺などで,下痢や発熱,創傷感染患者さんに対する医療支援を行い,また,今後予想されるマラリアやデング熱の流行に対 処する長期的医療支援の二−ズなどに関する調査を行うものです。なお,メンバーは,3月1日(火)に帰国する予定です。

 帰国後の報告を聞き,今後の新たな派遣や,継続した支援の可能性について検討したいと考えています。


インドネシア共和国アチェ州ピディ県シグリ市周辺地図  

学章   戻る