医学研究者・教育者及び診療能力の高い臨床医育成を主眼とし,それぞれの専攻分野について自立した研究者として活動を行うに必要な高度の研究能力とその基礎となる豊かな学識を養う。さらに,生命科学や医療・福祉などの高領域において,関連する他の研究科との連携を強化する。
博士課程は基礎研究領域,臨床研究領域及びがん研究領域から構成され,それぞれ基礎医学的,臨床医学的及び腫瘍医学的側面から研究を実施する。
本研究科博士課程では、より充実した研究を支援するため、修了要件30単位のうち15単位を、研究と学位論文を評価することに充てています。具体的には、「論文作成研究」を5単位の科目として設定し、さらにその結果として完成した「学位論文」に対して10単位を付与します。
学位論文に係る科目以外に修得すべき単位数は15単位ですが、それを5単位の科目として設定することで履修しやすくしています。
4科目用意した選択必修科目から1科目、所属領域の選択科目から1科目、所属領域を含む全領域の選択科目から1科目、合計3つの科目以上を履修して、修得単位を満たすことになります。
さらに、臨床研究領域の各授業科目については、講義、演習、及び実習のなかで、臨床医療の実践にかかるカンファレンス等、様々な臨床経験が直接授業に反映される仕組みを整えております。
地域医療に携わる臨床医師等にとっても、その現場での実践に即した研究を支援するシステムを整えており、博士課程での研究を志願することによって、地域医療の現場に影響を及ぼさないことに配慮したプログラムを用意しております。
全領域共通の選択必修科目4科目から1科目 | 5単位 |
所属する領域の授業科目から1科目 | 5単位 |
他領域を含めた全ての授業科目から1科目 | 5単位 |
論文作成に至る研究 | 5単位 |
博士論文 | 10単位 |
合計:30単位修得 |
*学位論文中間発表会を3年次の9月に研究の充実を図ることを目的として,学会形式で発表の方法等を学ぶ機会として開催しています。
博士課程の修了要件は,大学院に4年以上在学し,その間に30単位以上を修得し,学位論文の作成及び最終試験に合格することにより修了となります。ただし,在学期間に関しては,優れた研究業績を上げた者については,3年以上在学すれば足りるものとしています。