カナダ政府は5日、同国西部で発生している鳥インフルエンザの拡大を防ぐために、ブリティッシュコロンビア州を中心とした隔離地域の約600の養鶏場で飼育されている鶏や七面鳥、アヒルなどの家禽(かきん)約1900万羽を処分すると発表した。
スペラー農相は「急速な拡大を防ぐにはより積極的な方法をとるしかなく、養鶏業の生き残りのために必要な措置」と説明している。カナダの鳥インフルエンザは、毒性と人への感染可能性の低いH7型と見られている。だが先月下旬に、食品検査庁の職員が感染していたことが確認されるなど、不安が広がっている。
(2004/04/06/11:35 朝日新聞)
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■ カナダで鶏など1900万羽処分へ、病気の流行を防止 |
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読売新聞WEB版
2004/04/06/11:44
【サンノゼ(米カリフォルニア州)=館林牧子】カナダ農務当局は5日、鳥インフルエンザまん延防止のため、カナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州内で飼育されている1900万羽のニワトリ、七面鳥、アヒルなどの処分を命じた。
同州では2月以降、鳥インフルエンザの感染が広がっている。しかし、アジアで死者を出したH5N1型とは異なるH7型で、人間にはこれまで2人への感染が確認されたが、命に別状なく回復している。
同州で鳥インフルエンザが発生したのは18農場だけだが、まん延を食い止めるため、近隣の約600農場に対しても、処分命令が下された。
(2004/4/6/11:44 読売新聞)
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