新着情報

2016.6.21 「平成28年度市民公開講座」開催  ~別府市終了~
2016.6.10 「大分県肝疾患セミナー」開催
2016.5.13 「第11回地域肝炎治療コーディネーター教育セミナー」終了 
2016.4.21 日本肝臓学会からの重要なお知らせ~平成28年熊本地震被災者の皆さまへ~
2016.4.8 「第12回大分肝炎ネットワーク㏌稙田」終了
2016.3.1 「肝炎診療連携パンフレット改訂いたしました」
2015.4.10 ホームページをリニューアルしました


C型肝炎治療がさらに進化しました!

 2015年9月内服薬のハーボニー錠が登場しました。この薬剤のすごい点は治癒率です。これまで難治といわれていたC型肝炎のⅠ型の患者さんで、ほぼ100%治癒します。C型肝炎で大変な思いをしてこられた患者さんには朗報です。しかし、この薬剤にも少し問題点が残されています。腎機能が悪い方や心臓で抗不整脈薬を内服している患者さんは、慎重に導入しないといけません。
また、腹水や黄疸のある患者さんには投与ができません。そのため、必ず肝臓専門医の診察や助言を受けて治療を開始してください。

 また、9月末に内服薬の新薬ヴィキラックス配合錠が認可になりました。この薬剤もとても期待されています。おそらく2ヶ月後に薬価が決まり、治療導入が可能になるでしょう。

 昨年から、インターフェロンフリー時代が幕開けし、わずか1年で3種類の薬剤が選択できるようになりました(表1)。昨年認可されたダクルインザとスンベプラの2剤は、大分では500人を超える患者さんに投与され、肝障害や耐性株などに対して慎重に対応したため、多くの患者さんが治癒しました。

表1 2015年 C型肝炎新規薬剤
  1型 2型
2014年9月 ・ダクルインザ+スンベプラ(6ヶ月) ・ソバルディ+リバビリン(3か月)
2015年9月 ・ハーボニー(3か月)
・ダクルインザ+スンベプラ(6ヶ月)
2015年11月 ・ハーボニー(3か月)
・ヴィキラックス配合錠(3か月)
・ダクルインザ+スンベプラ(6ヶ月)

 さて、昨年から高率に治癒するようになったため、治療へのハードルはとても低くなりました。そのため、C型肝炎かどうかまだ知らない方に対する検査(受検)が重要となります。無料検査を利用しましょう。保健所で相談ください。また、無料検査をほとんどのクリニックで行なっていますので、お問い合わせください。大分県では肝炎治療コーディネーターを養成しております。皆さん胸にバッジ(下図)を装着していろんな職場で活躍していますので、無料検査や肝臓病のことでお困りのことがあればご相談ください。また、肝疾患相談センターへは097-586-5504(FAX・TEL)にご連絡お願いいたします。
肝硬変のかたも治療が適応です。高齢者も元気であれば治療可能です。是非、治療の見直しを考えてください。

 最後に、肝硬変のかたや高齢者は肝炎が治っても肝がんに気をつけなければなりません。肝炎治療後、治癒後の管理がとても大事になってきます。
定期的な受診と画像検査が重要です。かかりつけ医や肝臓専門医肝疾患診療協力医療機関を利用してください。

 肝炎治療がとても進歩しています。一日でも早く、一人でも多くの方に新しい情報を届けて行きたいと思います。

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(文責 清家正隆 2015.10.2)