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「賞をいただき、大変うれしく光栄に思います」 松本有紀さん(大分大学医学部医学科5年生)が第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で優秀発表賞を受賞

 2023年5月12日~5月14日にポートメッセなごや(愛知県名古屋市)他会場にて、第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会が開催されました。本学会は「プライマリ・ケアのニューノーマル ~プライマリ・ケアの卓越性と次世代医療との融合~」をテーマとし、AIやVRなどを用いた最先端の医療、教育法等についての口演、実演のほか、オンライン医療時代の到来、ポストコロナ時代を見据えた診療のあり方、LGBTQケアの実践など時代を見据えた様々なテーマについて積極的な議論が繰り広げられました。
久しぶりの現地開催とのこともあり、7000人以上が参加し非常に熱気にあふれたものとなりました。

他路上ライブや医療アート(医療アートの学校)、次世代医療展示等も含め生活と医療をつなぐ様々な展示があり、これからの医療においての様々な試みを体験することができ、非常に良い刺激となりました。


当講座からは学生セッションとして柴田愛香さん、松本有紀さん、西郡椋也さん、大門泰子さん(発表順)が参加しました。柴田さん、松本さん、大門さんは4年次に約11週間の「研究室配属」の研究の成果を、西郡さんは東洋医学研究会での学生主体による教育法について発表を行いました。厳正な審査の結果、当大学松本有紀さん(医学科5年生)が「総合診療専攻を決定する因子についての研究」において優秀発表賞を受賞しました。松本さんは受賞について「学生セッションでは賞をいただき、大変うれしく光栄に思います。

これまで長くご指導いただきました、大分大学総合診療・総合内科学講座の先生方、そして研究に関わってくださったすべての方に、心より感謝申し上げます。」とコメントを寄せてくださいました。
今回発表していただいた学生の皆さん、非常に素晴らしい発表をありがとうございました。
今後のますますのご活躍について応援しております。

 

 以下に本学会での当科学生セッション(口演)の演題及び学会参加の感想について掲載いたします。(発表順)

「健診データからみる日常生活習慣と逆流性食道炎の関係性」 柴田 愛香(医学科5年生)
今回の学会では、全国各地で活躍する総合診療の先生方の、事柄に対する多面的な考え方がとても印象に残っています。私は研究発表をさせていただきましたが、大変貴重な機会を与えてくださった大分大学の総合診療の先生方に感謝申し上げます。

「総合診療専攻を決定する因子についての研究」 松本 有紀(医学科5年生)
昨年も参加させていただきましたが、今回は学生セッションで発表させていただき、貴重な経験となりました。また、総合診療に関心を寄せる他大学の同級生と交流ができたことは大変新鮮でした。このような機会を設けてくださった先生方、本当にありがとうございました。

「学生主体のアクティブ・ラーニングを用いた東洋医学教育法の開発」 西郡 椋也(医学科6年生)
学会らしくない学会。今回はその一言に尽きます。アートとコラボ、若手主体の企画、芝生スペース!会場の熱気が、化学反応が、この世界の面白さを表していました。この熱と反応を、いつか大分でも生み出したいです。

「在宅の高齢者における口腔ケアの実態と問題点」 大門 泰子(医学科5年生)
学会で初めて自分の研究発表をさせていただいて、とても貴重な経験になりました。学生の時からこのような大きな舞台で発表をすることや、発表に向けて準備をしたり、質疑応答をしたりすることは、とても有意義な時間になり、多くのことを学ばさせていただきました。携わってくださった全ての先生方に感謝申し上げます。

また学会に参加した学生より、感想をいただきましたので掲載いたします。

A.S. 2年生
第14回JPCAに初参加しました。想像していた学会よりも、フェスのような雰囲気があり驚きました。この雰囲気を作り出す様々な工夫を楽しみながら見つけられました。先輩方の発表もどれも素晴らしいものばかりで、先輩の背中を追えるように身が引き締まる思いでした。また会場に足を運んで、新しい学びと出会いたいです。

R.K. 3年生
対面のJPCAに初参加いたしました。先輩の発表は大変敬服いたしました。全国のプライマリケアに従事する医療者や関心高い学生との交流は貴重な体験となりました。このような機会を設けていただき誠に感謝申し上げます。

K.T. 3年生
はじめは、学会のオープンで自由な雰囲気に圧倒されましたが、様々な大学の学生発表を見ると自分と少ししか学年の違う方々が本格的な研究をしており、学生のうちから社会に貢献しよう、新たな領域を切り開いていこうという気概を感じて、自分自身のモチベーションになりました。また、今回の学会では、医師としての在り方を模索するような企画もあり、学生として参加できたことにとても意義を感じました。

S.S. 5年生
今回の学会を通して知り合うことが出来た第1線で活躍しておられる先生や学生を見ると、自分が不甲斐なく悔しく感じたので、機会があれば来年の学会で発表できる成果が残せるように頑張っていきたいと思いました。

これからも当講座では学生、研修医も交えた研究、症例発表について力を入れ、後進の育成に努めて参ります。

文責:後藤亮


 


 

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