大会長挨拶
- 第21回九州遺伝子診断研究会
- 大会長 手嶋 泰之
このたび、第21回九州遺伝子診断研究会を開催させて頂きますこと、大変光栄に存じます。開催にあたり、本研究会の開催準備にご尽力頂きました関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
大会テーマを「次世代の医療を支える遺伝子診断の発展」と致しました。近年、遺伝子診断技術は目覚ましい進歩を遂げ、次世代シーケンサーをはじめとする革新的な解析技術の普及により、がんゲノム医療、希少疾患診断、感染症診断、さらには薬物療法の個別化を支えるコンパニオン診断など、その活用領域は急速に拡大しています。遺伝子診断は単なる検査技術にとどまらず、診断、治療方針の決定、予後予測、さらには予防医療までを支える重要な医療基盤として、その役割をますます大きくしています。一方で、新たな診断技術の導入には、精度保証、品質管理、標準化、人材育成、倫理的配慮、遺伝カウンセリング、多職種連携など、多くの課題も存在します。これらの課題を克服し、遺伝子診断をより安全かつ有効に臨床で活用していくためには、臨床検査技師、医師、研究者、看護師、薬剤師、企業関係者など、さまざまな立場の専門家が知識と経験を共有し、活発な議論を重ねることが不可欠です。本研究会では、最新の研究成果や技術動向をご紹介いただく特別講演、教育講演に加え、一般演題を通して日常診療や研究現場で得られた知見を幅広く共有して頂きます。
本研究会が参加者の皆様にとって実り多い学びと交流の機会となり、九州のみならず日本全体の遺伝子診断のさらなる発展につながることを心より祈念し、大会長としてのご挨拶とさせて頂きます。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。