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大分大学テニュアトラックプログラムセミナー (平成26年度全学研究推進機構セミナー)の様子をUPしました。

2015年02月26日

      

下記日程にてセミナーを開催しました。

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日時:平成27年2月20日(金)16時半~

場所:卒後臨床研修センター1階 セミナー室

演題:中枢シナプス形成を担う受容体複合体

講師:信州大学・医学部・分子細胞生理学教室 植村健 准教授

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<セミナーの様子>

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今回、信州大学医学部分子細胞生理学教室の植村健先生をお呼びして大分大学テニュアトラックプログラムセミナーを開催致しました。

ご講演頂いた植村先生は、シナプス形成機構に関する研究をご専門とし、当該分野にて第一線でご活躍されている先生です。

高次の脳機能を支える複雑かつ精巧な脳の神経回路網は、発達期におけるシナプス形成とその再編を経て構築されるが、シナプス形成不全をはじめとする神経回路網形成異常と機能低下は自閉症、知的障害等の神経発達障害の一因になると考えられています。

今回の発表では、小脳においてシナプス後部に存在するグルタミン酸受容体GluRδ2が小脳顆粒細胞から分泌されるCbln1(C1q/TNFスーパーファミリー分子)を介してシナプス前部の細胞接着分子neurexinと結合することで三者複合体を形成しシナプス形成が誘導されるという現象を、複合体の化学量論的解析視点から分かりやすくご講演頂きました。

本セミナーでは中枢シナプス形成の分子機構について未発表データを交えながらご紹介いただき、講演後には多数の質疑応答もあり、大変有意義なセミナーとなりました。

 
 
<質疑応答>
 
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