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ATS 2014 International Conference in San Diego May 16 – 21

 

 2014年度アメリカ胸部疾患学会がアメリカ西海岸の都市サンディエゴで開催されました。
総合診療・総合内科学講座からは宮﨑教授と石井が参加し、感染症・呼吸器内科からは門田教授、安東先生、濡木先生、小宮先生が参加されました。

 カリフォルニア州にあるサンディエゴは人口約130万人が暮らす大都市でした。古い映画ですが、トム=クルーズ主演の「トップガン」の舞台になったようでアメリカ太平洋艦隊の基地が設置されていて、空港からホテルに向かう道の途中では、立派な艦隊に出迎えられました。私たちが訪れる前の週は40℃近い記録的猛暑に山火事などもあったようで心配でしたが、日ごろの行いがよいためか、行った週には20℃前後の過ごしやすい気候となっていました。ほとんど雨も降らない地域で少々気温が上昇してもカラッと乾燥しており快適に過ごせました。ここは、すぐ近くのコロナド島も含めてリゾート地なので観光客も多く町は活気にあふれていました。市街地も治安が大変良いとのことで、臆することなく旅ができました。学会場となったコンベンションセンターは物凄く広くて、さすがアメリカンといった感じでスケールの大きさに驚かされました。

 5月20日に「Factors influencing reduced inhaled steroid use for elderly patients with asthma~An analysis of National Health Insurance claims~」という題名でポスター発表を行いました。フロアでは50代くらいの男性がガムを噛みながら、私に質問をしてきました。また、金髪の女性からは「日本ではテオフィリンをこんなに多く処方するのね」と驚かれました。GINAなど海外のガイドラインをみるとテオフィリン使用は副作用の観点から、吸入ステロイド等ファーストラインが効果不十分の場合の二次治療として位置づけられております。今回のデータから高齢者喘息では吸入ステロイドの処方がまだまだ低く、逆にテオフィリンなどのセカンドラインの服用が多い実態が明らかになりました。

 夜の懇親会では門田教授夫妻と安東先生、濡木先生と人気のステーキハウスに入りました。生のステーキが豪快に盛られ、それを自分たちで焼くといったスタイルでした。お肉もとても柔らかく脂分も少なくてとても美味しかったです。

 サンディエゴはメキシコ国境沿いに位置し、車でほんの20分ほどでメキシコに到達します。メキシカンなラテンの空気も吸いながら、とても有意義な学会出張ができました。
残って日常診療をカバーしてくれた総合診療・総合内科学講座のスタッフに感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

総合診療・総合内科学講座 石井稔浩

 

 

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