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留学報告記2

 月日のたつのは早いもので留学して4か月が経ちました。相変わらずヒューストンは暑いですが、一歩施設に入ると極寒なところもあり油断はできません。少し日が短くなった気もしますが夜8時でも十分明るく、仕事の後7時から子供とプールに入るもの珍しくありません。5年に1回ほどのハリケーンはまだ来ていません。

 研究のほうも順調に進んでおり、何より驚くのは私の研究にたくさんの方が関わってくれていると言うことです。臨床検体を採取するために消化器内科のメンバーが携わったことはもちろん、現在進行中のデータまとめ、解析にあたっても自分ひとりでするのではなく、基本的に別の研究者と関わりながら行っております。データベースを解析しやすいように自分でExcelファイルを作成しているものについても共通のフォルダーにいれておくことが原則で、いくつかのデータファイルから作成した場合は、どのファイルを使用したのかも確認されます。解析も同時進行で別の統計専門家も行うので、自分の方法に間違いがないかの二重チェック機構として働き、また、その手法を学ぶこともできます。私がまだこちらにきて間もないことも影響しているのかもしれません。たくさんの人と関わるので、それぞれの個性ある英語を理解しないといけないことも勉強になります。

 さて7月はこちらは夏休みシーズンだったわけですが、日本よりも長期に休暇を取る方を多いです。したがって、ある事務の方が2週間の夏休みを取っていると、その方が担当の事務仕事が進まなく、その方がやっと出てきたと思ったら次はその次の事務の方が夏休みに入っていて1週間後にならないと進まない、という経験もできました。こちらは一つ一つの事務手続きが細分化されており、その担当者でなくては手続きできないこともあるので困りましたが、7月というのはこんなものか、と半ば諦めることで解決できました。本当に重要な手続きの場合は代理の方を指定されるのでその方に聞けば大丈夫です。

 私個人といたしましても7月は夏休み期間をいただき、ラスベガス、グランドキャニオン、オーランド(ディズニーワールド、ユニバーサルオーランド)、ニューヨーク、ナイアガラを満喫することができました。こちらの公立の小学校は5月下旬から8月下旬までの長い夏休みです。しかしながら普段は欠席に厳しく、授業のあるときに休みことは親の仕事の関係でも困難な状況です。また日本語補習校も7月のみが休みであり、週に1回しかない補習校の授業を一度休むとかなり授業が進んでしまうのではということもあり、実質7月のみ旅行ができる期間となりました。

 そのような感じでこの2ヶ月のうちの半分は休暇に費やした気もしますが、8月に入り再度ギアを入れなおし研究に向かっております。

 

8月11日
総合診療・総合内科学講座 塩田星児

 

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