2021年2月27日に第3回日本プライマリ・ケア連合学会大分県支部学術総会を開催致しました。今年はCOVID-19の影響で延期になっておりましたが、この度、Web開催となりました。Webになった分、全国から参加者が集まり、136名もの申し込みがありました。事後アンケートも68名もの方がご回答くださり、98%以上の方がこの会を他の人にも紹介したいと評価頂きました。
一般演題は第2回大分GIMカンファレンスと合同という形で開催させていただき、コミュニケーションや行動変容、終末期医療、家族志向のケア、複数の健康問題、臨床推論という臨床の様々な問題から、多職種連携やコロナ禍での教育まで幅広い発表がなされました。
また、特別講演では医療福祉生協連家庭医療学開発センター所⾧の藤沼康樹先生に「楽しく地域医療を教える方法~家庭医療学を教育に生かす~」と題してご講演頂きました。
臨床の場での教育の実際と、理論を如何に生かすかについて教えて頂くとともに、プライマリ・ケアの現場の複雑さを如何に後輩医師に伝えるかの奥深さを教えて頂きました。
私としては「プライマリ・ケアは人間の非合理性に光を当てている。」という言葉に深くうなずくとともに、現場でしっかりと患者さんに向き合っていこうと思いを新たにしました。
文責 藤谷直明