第5回日本プライマリ・ケア連合学会大分県支部総会・学術大会を開催しました。

　2022年9月24日に第5回日本プライマリ・ケア連合学会大分県支部学術総会を開催致しました。前回に引き続きWeb開催となりましたが、その分、全国から参加者が集まり、126名もの申し込みがありました。事後アンケートも68名もの方がご回答くださり、97%もの方がこの会を他の人にも紹介したいと評価頂きました。症例発表会では、今年は学生、診療看護師からの発表もあり、内容も医療満足度、SDH、移行期ケア、診療看護師の活動、間歇スキャン式持続血糖測定器、COVID-19、不明熱、不確実性への対応という幅広く、そしてプライマリ・ケアらしい発表がなされました。また、特別講演では順天堂大学大学院医学研究科医学教育学教授の武田裕子先生にご登壇頂きました。『格差時代の「健康の社会的決定要因（SDH）」とは？』というタイトルで、SDHについて基礎から詳しく、そして実際に先生が現場で感じたことまで教えて頂きました。先生の仕事のキャリアと合わせて、どのように感じ、この領域を学ばれていったかを追体験でき、とても興味深く聞かせて頂きました。
プライマリ・ケアの領域は広く、やるべきことも多いですが、今回の学びで広がった視野を用いて、明日からの診療をよりよいものにしていきたいと思います。

文責：日本プライマリ・ケア連合学会大分県支部事務局　藤谷　直明