SLHとの学術交流について

本学とSLHとの学術交流協定には、「人物交流」として学生以外にも医療従事者、研究者の交流の推進も謳われています。これに基づきこれまで大分医科大学、大分大学医学部ではSLHからの医療従事者、研究者の受け入れも行ってきました。

2005年4月25日~29日にはSLH研修担当のJudith M. Reyes博士とMaria Elizabeth R. Ambal博士が来日し、医学部長を表敬訪問しました。この間、今年度の感染症の臨床実習についての打ち合わせ意見交換が開催されたほか、本学部内の研究施設、附属病院病棟、西別府病院結核病棟の見学を行いました。また今年度上級配属を迎える4年次生に向けた特別講義があり、多くの教職員、学生が熱心に聴講していました。

2003年1月26日~2月1日には、Maria Theresa P. Alera医師とElizabeth Freda Telan医師が来日し、アジア・カリブ医学教育研究センター(当時)で、学生の研修プログラムと学術交流に関する意見交換を行いました。また、Telan医師はさらにその後1ヶ月間滞在し医学部微生物学において山城助教授の指導の元、デングウイルスに対するヒト型抗体の試験管内作成に関する共同研究を遂行しました。

このように学生の臨床研修ばかりでなく、SLH側の医師とも相互に情報交換や共同研究の推進をすることで、今後本学医学部が海外での医療人育成に向けてより太いパイプを作り上げることができるものと思われます。

プログラムについて