がん看護専門看護師教育課程の教育のねらい

がん看護専門看護師はがん看護のスペシャリストとして卓越した実践や相談・調整・教育・研究・倫理調整を行い、がん患者とその家族ならびに看護師を含む医療者へ支援するものである。大分大学大学院医学系研究科修士課程看護学専攻看護実践コース(以後、本学)では平成21年4月からがん看護専門看護師教育課程を開設し、がん看護専門看護師育成により、大分県を中心にがん看護の質の向上へ貢献したいと考えている。

本学の高度専門職職業人の育成を目指す看護実践コースにおいて、がん看護専門看護師教育課程は、複雑な健康問題を持つがん患者と家族への看護介入に必要とされる理論、技術、倫理を追求し、個人や集団に対する予防や健康教育とともに、がん治療や治療後の生活調整、がん終末期ケアを支援できる高度な能力を習得することを目指している。また本学のがん看護専門看護師教育課程においては、特にがん患者が治療期から終末期における緩和ケアという視点で、患者が治療期から終末期に体験する疾患による身体的・精神的・社会的・スピリチュアル的苦痛、及び、がん化学療法をはじめとする治療に伴う苦痛の緩和におけるケアを探究することに力点をおいている。



がん看護専門看護師の教育課程の教育目標

1.がんに関する専門的知識を深め、的確な臨床判断および熟練した高度な技術を用いて
  がん患者および家族に対して看護を実践することができる。
2.社会に対し、がんの予防および早期発見のための教育・啓発および相談活動ができる。
3.医療・看護職者に対して、がん看護に関する教育・相談活動ができる。
4.がん患者を取り巻く医療提供システム内を調整することができる。
5.がん患者の人権を擁護するために適切な倫理的判断を行い、判断に基づいた態度と
  行動をとることができる。
6.がん看護に関する専門的な知識や技術を深めるための研究を積極的に実施することが
  できる。


「修士課程医科学専攻のご案内」  「修士課程看護学専攻のご案内」
「修士募集要項」の詳細はこちら

リンク

このサイトについて

(C) 2008 OITA University @ All rights reserved.