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メディポリス医学研究財団
メディポリスがん粒子線治療研究センター
響き合いトークセッション
響き合いトークセッション
メディポリス指宿 響き合いトークセッション

鹿児島県指宿市にあるメディポリスがん粒子線治療研究センターでは、わが国における第一人者であり経験豊富な菱川良夫センター長の下で、がんの最先端治療が進められています。がんは究極の生活習慣病といわれるように、遺伝的な要因だけでなく、生活習慣が大きく関係しています。この自然の美しい環境に恵まれた施設で、統合医療を専門にされている原田美佳子先生と一緒に、「響き合いトークセッション」を開催しています。毎月1回、約1時間半の定期的な集まりです。参加者は、粒子線治療のため指宿に滞在されているがん患者さんとそのご家族の方が中心ですが、希望される方は自由に参加していただいています。

響き合いトークセッションの模様

トークセッションでの話題は、当日参加される方々の抱いておられる問題意識に焦点を当てるため毎回異なっており、実に多様性に富んだものになっています。2011年に始まったセッションですが、がんをはじめ多くの病気は生活習慣により発病や経過が影響を受けるため、これまでに取り上げられた話題は、病気と健康、がんとライフスタイル、いのち・こころ・からだ、ストレスとそのマネジメント、生きる意味など多岐にわたっています。

ストレスで生ずる病気もありますが、ストレス病でなくても、多くの病気はストレスにより増悪します。逆に、上手なストレスマネジメントができると、ストレス病にならないだけでなく、色々な病気の治療効果が出やすくなり、多くの病気の治りが早まります。また、健康のために役立つ生活習慣として、キーになることがいくつかあります。 食事(摂取カロリーと栄養素のバランス・食事内容)、運動(身体を動かすこと、歩くこと)、生活のリズムとバランス、生きがいを見出した生活、新しいことへの興味と創造、笑いやユーモアのある生活、感謝のある生活、などがあげられます。これらは生体の有する「自然治癒力」を高めることを通じて、がんに限らず多くの病気の回復を早めることが分かっています。

メディポリスがん粒子線治療研究センターは、わが国有数の風光明媚な環境の中で滞在して、がんの最先端治療を受けることのできる医療機関です。今までのご自分の生活習慣やこころの持ち方を見つめ直し、限りある「いのち」を大切にして生きていくという気持ちを新たにできるところです。本セッションにはどなたでも歓迎いたします。興味のある方は、気軽にご参加なさって下さい。

大分大学医学部 創薬育薬医療コミュニケーション講座 教授 中野 重行

原田 美佳子 医師

熊本大学卒業。熊本大学小児外科・移植外科、同腫瘍医学講座、帯津三敬病院などを経て、2007年よりメディポリス指宿にて統合医療を担当。鹿児島大学医学部心身医学科臨床教授。

2005年より2年間、アリゾナ大学アンドルーワイル博士の下で統合医療を学ぶ。病気に身体症状だけではなく、心理的・社会的な側面からもアプローチし、自然治癒力を高めることを主眼としている。

主催 一般財団法人メディポリス医学研究財団
お問い合せ 〒891-0304 鹿児島県指宿市東方4423
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