2025年度より当センター長を務めています上田貴威です。
当センターには、自慢できるものが数多くありますが、その中から3つ紹介します!
1.研修医の皆さんのニーズに応える多様なプログラムがあること
2.ハードに勝るソフトがあること
3.研修医を第一に考える教員・スタッフがいること
研修医の皆さんの多種・多様なニーズに応えるために、可能な限りフレキシブルなプログラムを用意しています。医師臨床研修プログラムでは、選択科が最大12ヶ月間と自由度が高く、大学病院以外に約50もの協力病院で研修することが可能です。最も人気の高い「たすきがけコース」では、大学病院と市中病院それぞれのメリットの「良いとこ取り」によって、最新・高度な医療、高度救命・救急医療、希少疾患の診療経験からcommon disease・地域医療にいたるまで、確かな臨床能力とプロフェッショナリズムを身に着けることが可能です。また外科系重点コースや周産期・小児期・母性診療系研修プログラムといった、ある程度診療科を決めている研修医に向けたものもあります。さらに、2021年度から 「ORPhDプログラム」、2022年度から「基礎研究医プログラム」も開始しています。研修医・博士課程コース (ORPhD)プログラムは、初期研修期間中から大学院博士課程に進学できる制度であり、基礎研究医プログラムは、初期臨床研修の必修科目修了後の選択科目研修期間中に基礎医学教室での研修が認められている制度です。いずれも、基礎研究を早く始めたいという研修医のためのプログラムで、このプログラムを選択している研修医も毎年います。 このように、皆さんのニーズに少しでも対応できるように豊富なプログラム・コースを用意して、皆さんを待っています。
これを見ると「ハードには期待できないのでは」と心配されるかもしれません。ハードについては、HPを見てください。しっかりと研修できる環境とくつろげるスペースが皆さんを待っています。自慢したいのは、そのハードに勝るソフト(研修内容)です。大学内研修では、「研修医の、研修医による、研修医のためのカンファレンス」と研修医の希望するテーマに関する各診療科の指導医による実践セミナー(昼食付)が毎週行われます。このカンファレンスとセミナーには、どの診療科を研修中でもほぼ全員が参加しています。知識・手技の向上のみならず、感染対策や多職種連携などの必修項目の習得、さらには研修医同士の繋がりが得られる素晴らしい内容になっているからです。 また最も自慢できるソフトは素晴らしい指導医の存在です。各診療科には研修指導医が配置され、皆さんを指導してくれます。指導医の先生方には、研修医にどれだけの時間やエフォートを費やし教育・指導できたかを点数化して、当センターが表彰する「ベスト指導医賞」の制度も設けています。この賞には報奨金もあり、履歴書にも記載できる重みのある制度です。だからというわけではありませんが、指導医の先生方の教育・指導は自慢できるソフトだと思っています。さらに、当センターではメンター制度も導入しています。進路の悩みや診療科の指導医に聞きづらい事などは、担当メンターに気軽に相談できるようにすることで、皆さんが充実した研修生活を不安なく送れるようにしています。 安心してこれらの自慢のソフトを活用してください。
当センターには、4名の副センター長、4名の専任スタッフの総勢9名のスタッフがいます。専任教員の副センター長である立山香織准教授(耳鼻咽喉科・頭頚部外科)は、研修医の皆さんがいつでも頼ることのできる全研修医のメンターでもあります。他3名の副センター長も、皆研修医思いの熱い先生ばかりです。また、全事務スタッフも、本当に献身的に研修医の皆さんのために汗をかいてくれることを厭わない方々ばかりです。 「全ては大分大学の研修医のために」、研修医を第一に考える教員・スタッフしかいないことが、当センターの大きな自慢です。
当センターの研修にはまだまだたくさん自慢したいことがあります。ぜひ、当センターの卒後臨床研修プログラムで、その自慢の内容を経験してください。「オール大分大学」で皆さんの研修を待っています!