令和2年度大分大学医学部合同慰霊祭

10月19日(月)に合同慰霊祭に先立って、職員代表による慰霊碑献花式があり、10月20日(火)、心地よい秋風が吹く中、医学部体育館において令和2年度大分大学医学部合同慰霊祭が挙行されました。

この慰霊祭は、令和元年10月1日から令和2年9月30日までに医学部にご献体いただいた28名と、病理解剖をさせていただいた14名の方々の崇高なる御遺志に対し、感謝と哀悼の意を捧げるためのものです。

例年、過去3年間にご献体いただいた方のご遺族へ参列のご案内を差し上げるところですが、今年は新型コロナウイルス感染症対策として、過去1年間にご献体いただいた方のご遺族のみ、参列をご案内いたしました。

式には、献体者のご遺族、本学教職員、医学部学生、福祉健康科学部学生が参列しました。また、来賓として、矢ノ川水和済白菊会会長、河野幸治大分県医師会副会長にご列席いただきました。

式は、参列者全員の黙とうで始まり、ご尊名奉読の後、山岡医学部長と 矢ノ川白菊会会長から追悼のことばがあり、続いて学生代表の医学科2年浦辺大輝さんから「コロナ禍による実習時間の制限で十分な学びを得られるかの不安があったこと。ご遺体を前にし、その方やご遺族の想いを感じ、その想いに応えるために不安を感じる暇があるなら出来る限りのことを学ぶべきであると思った事。時間はなくても、とても充実した、そして成長につながる実習であったと感じたこと。」など、素直な思いと感謝の気持ちが述べられました。

最後に、参列者全員が祭壇に献花をし、式は厳かに終了しました。