国際学会GUT-IDDF2022にてYoung Investigator Awardを受賞

環境・予防医学講座の大学院4年生Ricky Indra Alfaryさんが、 国際学会Gut-International Digestive Disease Forum 2022 (Hong Kong、2022.9.2-4、Hybrid開催)において、2022年9月3日、オンラインにて口演発表を行い、Young Investigator Awardを受賞しました。 500演題以上からわずか14演題が選ばれ、プロシーディングは、Gut誌(インパクト・ファクター31.793)に掲載されました (https://gut.bmj.com/content/71/Suppl_2)

この研究は細菌のウイルスであるファージについて、世界中のピロリ菌の全ゲノム情報を用いて、始めて網羅的に解析したものです。世界のピロリ菌1979株の全ゲノム情報(うち300株は、研究室で所有し次世代シークエンスを行ったアジア株)を活用し、そこから165個のファージ遺伝子を抽出して整理・分類しました。新しいファージを2つ見出し、さらにはピロリ菌ファージの世界分布、遺伝的特徴、抗生物質耐性および疾患関連性について明らかにしました。

発表タイトル:Global Genome Study of Helicobacter pylori Phage Opens New Paradigm on Their Worldwide Distribution, Genetic Feature, and Impacts on Antimicrobial Resistance, Disease Advancement, and Achievement for Phage-based Therapy.