大分大学医学部附属病院看護師特定行為統括センターのページをご覧頂き、ありがとうございます。
現在、医療は高度に専門化していますが、そのような医療を安全・確実に提供するためには、良質なチーム医療体制が必要です.2015年に看護師特定行為研修制度という仕組みが創設されてから、これまで以上に大きな役割を担い、チーム医療を推進する看護師さんが全国で誕生しています。
大分大学医学部附属病院 看護師特定行為統括センターは、大分の地で一層求められている特定行為研修修了看護師さんを目指す方が充実した研修を受けられるようにプログラムを整備し、また研修を修了された方が習得した知識・技術を遺憾なく発揮できるよう業務を調整すること、言い換えると、看護師さんのキャリア形成支援をミッションとしています。
皆様がそれぞれの専門性を生かして活躍されるお手伝いが出来るよう、病院を挙げて取り組んでいますので、いつでも遠慮なくご連絡下さい。
看護師特定行為研修の開講にあたっては、病院長、センター長、多くの職種の方々に多大なご支援をいただきました。これは、看護職の役割拡大に対する周囲の期待の大きさの表れです。
社会の変化に対応し、新たな一歩を踏み出すためには、知識や技術の習得とともに、患者やともに働く人々に信頼されることが重要です。受講生の方々が、これまでの経験を活かすことで効果的な学習が展開され、多くの看護職員のモデルとなることを期待しています。研修修了後は、特定行為を含めた看護実践の質向上に貢献してくださることを期待しています。
副センター長として、学習環境を整え、研修修了を支援します。また、特定行為の実践においては、患者の安全を確保しつつ、安心して実践できる体制整備に努めてまいります。
私は、以前、米国の地域医療を学ぶために、ハワイ州最大のクイーンズ総合病院に短期留学する機会を頂きました
その際に最も驚いたことの一つが、この「特定の医療行為を行える」Nurse PractitionerやPhysician Assistantの存在でした。まだ大分県では数少ない、「特定行為の実施可能な看護師」を目指す志の高い皆さまは、きっと大分県の各地域医療におけるチーム医療の要として、今後ご活躍されることと期待しています。
そのような皆様に心からの敬意を表し、そして、少しでもそのお力になれるよう尽力したいと考えています
看護師特定行為研修は、看護師が医師の思考プロセスを理解することで、看護師・医師の両方の視点から、様々な医療ニーズに迅速に対応できることを目指しています。多くの専門医師や研修を修了した特定看護師による演習、実習指導のカリキュラムを準備しています。質の高い学びになるように、看護職の役割拡大を支援していきたいと思っています。
特定行為の実施にとどまらず、適切な臨床推論を基盤に多職種と議論を深め、医療チームのキーパーソンとして活躍すること期待しています。