詳細・医学科 2006年度

計画

  • スケジュール(excelファイル)
  • 参加者・旅程(excelファイル)
  • 渡航前準備

    1.派遣学生の選考
    11名の研修希望者に英文と日本語で今回の研修に対する意欲と何を学びたいかを記載させ、その後海外学生支援小委員会と教務委員会の構成員による英語による面接を行い、コミニュケーション能力と意欲を審査し、最終的に10名を選考した。

    2.事前学習
    昨年と異なり、感染症講義をおこなった。また学生自身が計画を立案し、感染症を中心とした英文原書での輪読会(特にSLHで実際に使用されている Standard Operating Procedureという診療マニュアル)、英語コミニュケーション能力のblush up、フィリピンについての下調べなどを行った。

    3.ワクチンの接種
    保健管理センターの協力で、微生物学、内科学第2、総合診療部の先生方によりA型肝炎、日本脳炎、DT、狂犬病のワクチン接種を行った。

    4.理学的所見の取り方
    呼吸器内科門田先生により、Skills Laboで視診、聴診、触診などの講義、実習を受けた。

    5.フィリピンからAPUに赴任している先生との会食を通して、彼の地の状況などの話を聞く会を設けた。(APU、先生の研究室、ファミリーレストランなど)

    SLH日誌 前半

  • SLH日誌 前半(pdfファイル)
  • SLH日誌 後半
    井上先生

    9月26日 火曜日 天候:曇り
    早朝、西園先生は帰国の途についた。
    いつものように7時30分ホテルロビーに集合し、病院へ。
    午前10時からAmphitheaterにてMedical Staff Conferenceが行われた。
    その中で田島さんと山浦さんが”Vaccination-Comparison between thePhilippine and Japan”のタイトルで口頭発表を行い、それぞれCertificateを授与された。
    午後は、1時からRabiesとSchistosomiasisの講義が行われた。
    田島さんが腹痛を訴えたが、内服にて軽快した。
    その後病棟での診察を終え、ホテルに戻った。
    その後は自由行動であった。

    9月27日 水曜日 天候:曇り
    午前7時30分ホテル出発。
    午前中は病棟回診とカルテチェック。
    午後はSnake biteとTuberculosisの講義であった。
    ホテルに戻る途中雨足が強くなり、ドライバーに「いつ雨がやむのか」と聞くと、「ストームが来ている」との返事。とはいうものの、現地のニュースを全く見ていなかったため気楽に考えていたのだが……。
    ホテルに戻った後は自由行動とした。

    9月28日 木曜日 天候:台風直撃
    早朝から風雨が強い。
    7時30分、一応ロビーに集合した。通訳の佐藤さんによると、10年ぶりの大型台風がマニラを直撃しそうであり、再接近が午前11時で、夕方くらいまで暴風雨とのこと。病院に行くことはできてもホテルに戻ってくるのが困難との見通し。
    Dr.Reyesの携帯に電話し相談すると、病院も停電により機能が麻痺しているとのこと。とりあえず実習は中止し、ホテル待機とした。
    学生からは、車でモールに行きたいとの声も挙がったが、台風の中危険であるため、歩いて近くのモールに食料買出しに行った。
    10時に外出、コンビニが停電のためレジ機能が麻痺しており時間がかかった。11時にホテルに戻った瞬間、外は暴風雨となり、もう少し遅かったらと思うと冷や汗が出た。
    ホテルは自家発電となり、テレビとエアコンは使用できず。山浦&大江さんの部屋は電気もつかず、ローソクの明かりのみとなったため、部屋を替わった。大江さんが少し風邪気味であったが、皆ホテル待機で休養がとれたようだった。
    夕食は小生と吉田さんは外出してみたものの、周囲はすべて停電であった。
    結局ホテル内で夕食をとった。ホテルのレストランにて、みんなで夕食をとっていると、タンザニアからのビジネスマンと意気投合し、皆で踊って騒いで、疲れを癒した。

    9月29日 金曜日 天候:快晴
    台風は通りすぎ、台風一過の快晴であった。
    通訳の佐藤さんが日本語のマニラ新聞を持ってきており、以下のような記事が一面であった。
    想像以上の大型台風で、フィリピン滞在30年の佐藤さんも記憶がないほど大型でしかも強風の台風だったようだ。
    病院に行く途中の街路樹はなぎ倒され、電線はちぎれ、冠水している道路もあり、台風の爪痕をまざまざと見せ付けられた。
    病院も依然として自家発電であり、臨時休診であった。病棟は当直医のみの対応であり、学生は実習評価表をもらうべき先生を探すのに苦労していた。予定されていたDPH programは中止となった。午前中は最後の病棟回診、カルテチェックを行い、11時からRabiesのビデオをみて昼食となった。最後の昼食は豪華に振舞われた。
    午後1時からはClosing Ceremonyが行われ、Dr. Reyesから各自にCertificateが授与され、今回の実習を終えた。たまたま9月30日がDr. Reyesの誕生日であり、皆で祝って、届けられたケーキを食べ、病院を後にした。
    3時前にホテルに戻り、荷物を整理後、アジア最大のモールへ出かけた。
    夕食は少しお洒落にスペイン料理を食べに行った。大分では味わえないような美味しい料理であった。

    9月30日
    タガイタイ観光とマカティにある美術館訪問。
    フィリピン最終日を満喫した。

    10月1日
    午前6時ロビー集合、空港へ向け出発
    午後3時福岡空港着
    空港で篠原さんと別れた。
    3名ほど博多ラーメンを食べに行った。
    博多駅で菅原さんと別れ、残りの11名はソニックで大分へ。
    別府駅で吉田さんと山浦さんが下車した。
    皆、無事に大分に戻った。
    お疲れ様でした。

    学生発表

    準備中です。