詳細・医学科 2010年度

計画

  • スケジュール(excelファイル)
  • 参加者・旅程(excelファイル)
  • SLH日誌
    微生物学 講座教授 西園晃

    2010年9月21日
    看護学科原田教授と福岡発キャセイFlightにて台北、香港経由にてマニラ入り。
    今回の参加者は医学科7名、看護学科7名、医学科引率3名(アハメド、江下、西園)、看護学科引率4名(井上、原田、脇、荒川)。看護学科の1名が出発直前の福岡空港でパスポート残存期間が3ヶ月に満たないことが判明するも、何とか交渉の末(どのような内容だったかは看護学科井上教授へ)許可される。これまでは出発前に、学務課がパスポートのコピーを提出の上に確認していたが、今回は無かったためか。いずれにしても、前もっての周知が必要であることを痛感した。
    キャセイ便は途中経由地が多く、夜9時過ぎにマニラに到着。江下先生がいつものバン(運転手Jun)に乗り迎えに来てくれた。ホテルに到着後、GardenHeights前のShakeysピザに集まり全員で夕食。

    2010年9月22日
    朝7時半にGardenHeightsを出発、SLHに向かう。昨年度Cabanban院長が退職され、現在はDr. VillaLamaが代行のままで、正式な決定はまだのようだ。来年でこのプログラムも10年目(看護学科は5年目)を迎えるが、以後をどのように運営するか?VillaLamaとReyesから、交流協定の延長に関しては、双方のトップの了解さえあれば、書類のやり取りのみでもいいだろう、とのことである。SLH院内も毎年少しずつではあるが、綺麗になってきている(例えば、エレベータ前、リノリウム張りの階段)。またいつもの裏口には時間外の外来窓口ができていた。今年もデング患者が多いのでいつもの外来窓口だけでは足りないのだろう。Dr. Guzman、Dr. Marteにも挨拶。10:00からAmphitheaterにて検査部のDrから結核の現状などについて発表あり。
    医学科の面々はもう後半戦ということで、だいぶ元気を戻してきたようだ。話を聞くと大きく体調を崩したものも無く(山下君が若干お腹の調子がゆるい程度)、元気に病棟での研修とスタッフからの講義をこなしている。私は、今日の昼はRITMのElizabeth Mirandaとご主人のNoel Mirandaと昼食をかねてマカティのレストランで、ボホール島で進められている狂犬病撲滅プログラムへのRAPINAキットを用いた共同研究について話し合いをする。有意義な話し合いであった。午後SLHに戻る。

    2010年9月23日
    昨晩、看護学科の野口君が喉の腫れと発熱あり、原田先生が消炎鎮痛剤と抗菌薬をとりに来る。出発直前から調子が少し悪かったらしい。念のため今日は一日休ませることにした。昼に原田先生とGardenHeightsに戻り様子を見る、まあ昨晩よりは良さそうなので、原田先生は戻り、私はSt Lukes Dr. Natividadのところへ挨拶に向かう。お土産の箱にはUSBが3本入っていて助かる。毎年宿泊とバンの手配を秘書のMiss Lorieにしてもらっているので、今後もお世話になるので御礼にだけは必ず行かないと(お土産持って)。夜は、Natividad先生らとケソン中心部のレストランで夕食。

    2010年9月24日
    朝、野口君が抗菌薬を取りに来る、もう大丈夫と。今日はもう最終日、午前中はDr. Reyesの前で発表症例についてプレゼンを行う。みんなパワポ作成の指示を昨日受けたらしく、慌てて作成したため不充分であったが、これを元に10月の全体発表会の土台にすれば良かろう。終了後、原田先生と昼食をかねてSMへバン代の換金へ、17万円分ペソに換金する。 大金なので夜まで心配だったが、今回はGardenHeightsに戻って直ぐ、3:00にLorieが受け取りに来てくれる。領収書を受け取ると、バン代はあらかじめの見積もりで連絡があったのと同じ額であった(今回医学科学生達は土曜日にMall of Asiaへ買い物、日曜日はTgayTayとTaar湖に観光に行ったらしい)。午後終了後、一人一人Dr. Reyesの前で感想を述べる。山下君が感極まって泣き出してしまい、一同も感激。彼もこちらに来てから、英語でのコミニュケーションが充分にとれず相当勉強をすることになっていたようだ。それもあってか、思うところがあったのだろう。
    一度ホテルに戻り、5:00に全員でTiendesitasへ向け出発。昨年と同じレストランBUMAへ。昨年は12名で28,000ペソ(約52,000円)かかったので、今年もそのくらいと思っていたら結局その半分くらいで済んでしまった。昨年は酒を飲みすぎたかなぁ?学生さん一人1,000円づつの出費で残りは教員3人で持つことにした。さあ、明日は帰国。

    2010年9月25日
    いつもどおり7:30に集合して、ニノイアキノ国際空港に向かう。出国直前にペソの余りを日本円に戻したいと看護学科の学生から。こちらのターミナルは円への換金可能だったが、第2は無理だろうな。始めからあまりたくさん換金しないように、来年からは指導のこと。今日は一日がかりで帰国かぁ。。。疲れるなぁ。
    20:45に予定通り、福岡空港に到着。医学科学生はバスで、看護学科学生はJRで帰途につく。皆さんお疲れ様でした。

    学生発表

  • "Comparison of clinical course among cases of dengue hemorrhagic fever in SLH" by Rie Utsunomiya
  • "A case of measles with pneumonia in a 3 month old infant" by Yukiyo Sakata
  • "A case of tetanus in pregnant woman" by Tetsuya Suzuki
  • "Dengue fever and its prevention in Philippines" by Motoko Tanabe
  • "Tuberculosis of the Liver" by Yumi Toshiro
  • "A pediatric case of miliary Tuberculosis in SLH" by Shohei Noda
  • "A case of anicteric leptospirosis" by Toshiki Yamashita