令和6年12月10日、第14回大分大学医学部中塚医学賞の表彰式及び受賞者セミナーを医学部臨床大講義室にて開催しました。
本賞は平成23年度に創設された、医学部の前身の大分医科大学初代学長、中塚正行氏の名を冠した大分大学医学部研究表彰であり、大分大学医学部における若手研究者の研究の活性化及び進展を図ることを目的として設けられたものです。今回は以下の5名が優れた研究として表彰されました。
【生命科学・医学専門分野】
- 消化器内科学講座 医員 木下 慶亮
研究課題『胆道癌患者から胆汁由来オルガノイドの効率的な樹立』 - 臨床薬理センター 講師 和久田 浩一
研究課題『代替投与経路の用量補正曲線下面積が静脈内投与の場合よりも大きくなる理由の説明』 - クオリティマネジメント室 病院特任助教 福田 智子
研究課題『反射性迷走神経機能亢進は早期再分極症候群患者における心室細動発生に関与する』 - 内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座 講師 吉田 雄一
研究課題『糖尿病網膜症の重症度と自由行動下血圧および血清レニン濃度の抑制との関連性』
【看護学専門分野】
- 看護学科実践看護学講座 助教 阿部 世史美
研究課題『口腔がん切除再建手術を受けた後期高齢者の自宅退院後の生活を支える入院中の看護』
表彰式では、小林副学部長からの各研究に対する講評後、猪股医学部長より受賞者へ賞状と目録が授与され、引き続き受賞者セミナーとして各受賞者による研究発表が行われました。
今後も中塚医学賞を通じて医学部における若手研究支援を継続し、研究推進に寄与できるよう取り組んでいきます。