2年生へのお知らせ Info for Students

 ◆免疫学試験

     12月6日(月):免疫学本試験

1月11日

採点結果
平均点:55.9点
最高点:91.5点
最低点:10点

 

  小林担当分(80点) 伊波担当分(20点) 合計(100点)
≧ 60%
≧ 48点 66人 ≧ 12点 24人 ≧ 60点 47人
55 ≦ P < 60 44-48 14人 11 10人 55-60 24人
50 ≦ P < 55 40-44 4人 10 9人 50-55 9人
45 ≦ P < 50 36-40 11人 9 19人 45-50 9人
40 ≦ P < 45 32-36 5人 8 9人 40-45 8人
< 40% < 32 15人 ≦ 7 44人 < 40 18人
合計 115人 115人 115人
1月11日

レポート課題(B)の範囲について

レポート課題(B)の範囲を予めお知らせします。

レポート課題(B)

新しいノートを購入して、指定教科書エッセンシャル免疫学(第3版)の1〜12章、13〜17章または1〜17章の「各章内のまとめ」および「各章末のまとめ」を、ノートに手書きで丁寧に写すこと。乱雑なものや省略があるものは不合格とする。
提出期限:令和4年2月上旬(詳細は後日お知らせします)
提出先:全て感染予防医学講座
 (レポート課題未提出者は来年また試験を受けてもらいます。
  時間が足りなかったという言い訳はしないように!)
早めに研究室にレポートを持って来れば、書写しに問題がないかチェックします。

免疫学筆写の注意事項

まとめの文中に図の説明があれば図を描いてください

 例えば1章のまとめに図1.26がありますが、文中には図1.26という記載はありません。図1.26という記載は、p24の説明の中にでてきます。この場合、図は描かなくても結構です。
 6章のまとめの場合、図6.24がありますが、まとめの文中に「図6.24に示す」と書かれていますので、この場合、図も描いてください。
1月11日

レポート課題(B)について
 免疫学本試験で合格点に満たなかった者は、例年レポート提出と再試験により合否を判定しています。

レポート課題:
  新しいノートを購入して、指定教科書エッセンシャル免疫学(第3版)の指定範囲(別表)を図表も含め全て手書きで写しなさい。バラバラの紙は受け付けない。ワープロ書きは受け付けない。図は丁寧に、表は漏らすこと無く書き写すこと。乱雑なものや省略があるものは不合格となる場合がある。

第1章 p25〜27
第2章 p43〜44
第3章 p78〜79
第4章 p91、p98、p107〜108、p108〜109(図4.36、37)
第5章 p117〜118(図5.9)、p131〜133(図5.27)、p143、p143〜144
第6章 p161〜162(図6.16)、p170、p171〜172(図6.24)
第7章 p185〜187(図7.15)、p193、p193〜194(図7.20)
第8章 p216、p226〜227、p227
第9章 p243〜244(図9.16)、p262〜263、p263
第10章 p288(図10.28)
第11章 p303〜304(図11.13)、p322、p322〜323
第12章 p342〜343(図12.19)、p350、p357〜358、p358〜359
第13章 p370、p383、p394〜395、p395
第14章 p412、p425、p425〜426(図14.39)
第15章 p436、p453〜454(図15.30)、p464、p464〜465
第16章 p496〜497(図16.42)
第17章 p520
1月12日

免疫学本試験
採点結果
平均:55.9点
最高:91.5点
最低:10点

以下の学籍番号の学生は、免疫学本試験で合格点に満たなかった者で、レポート課題(A)と口頭試問により合否を判定する。期限内に課題を提出し且つ口頭試問により理解が十分と判定されれば合格とするが、認められない場合は再試験により合否を判定する。
2041001 2041004 2041006 2041008 2041012 2041013 2041017 2041018 2041028
2041030 2041035 2041038 2041039 2041041 2041044 2041045 2041048 2041050
2041052 2041056 2041063 2041077 2041086 2041087 2041088 2041090 2041091
2041098 2041100 2041101 2041109 2041110 1941020      
以下の学籍番号の学生は、免疫学本試験で合格点に満たなかった者で、レポート課題(B)と再試験の両方で合否を判定する。但し、レポート課題が不十分と判定されれば再試験は受けられないものとする。難度を上げるのでしっかり準備して臨むように。尚、これ以降の措置はない。
2041002 2041015 2041016 2041019 2041020 2041021 2041023 2041024 2041029
2041031 2041033 2041036 2041040 2041043 2041047 2041055 2041057 2041058
2041059 2041061 2041066 2041067 2041068 2041069 2041074 2041076 2041080
2041081 2041095 2041097 1941073 1841051 1941042 1941044 1941046  

再試験:  日時:令和4年2月24日(木)13:00
      場所:臨床中講義室

レポート課題(A): 新しいノートを購入して、免疫学本試験(小林分・伊波分)の問題(図も含む)を手書きで写したうえ解答も書きなさい。特に記述の解答についてはよく調べて十分量の正確な解答を記載すること。不十分な場合、再試験で判定する。提出の際、口頭試問も行うので必ずメール(kansen@)で提出日時のアポイントメントを取ること。口頭試問で不十分だと判定された場合、再試験で判定する。
   提出期間:令和4年1月中旬から予定  (要アポイントメント)
   提出先: 感染予防医学講座 126室

レポート課題(B): 新しいノートを購入して、指定教科書エッセンシャル免疫学(第3版)の1〜17章の「各章内のまとめ」および「各章末のまとめ」を、ノートに手書きで丁寧に写すこと。バラバラの紙は受け付けない。ワープロ書きは受け付けない。図は丁寧に、表は漏らすこと無く書き写すこと。乱雑なものや省略があるものは不合格とする。
   提出期限:令和4年2月4日(金)17時(厳守)
   提出先: 感染予防医学講座 126室
但し、令和4年1月28日(金)17時までに提出すれば、こちらでチェックして記入漏れ等がみつかった場合やり直しの機会を与えるが、それ以降の提出分は、不備があった場合レポート課題失格とする。早めに提出するように。

1月13日
1月18日
更新

免疫学補講

レポート課題(B)該当者向けの免疫学補講を行います。(参加自由)
日時:1月17日〜2月17日(17時〜18時) 詳細は下のカレンダー参照
方法:Zoom形式による授業(moodle>2021-免疫学)
   レポート課題(B)該当者は登録不要
但し:以下の学籍番号の学生は補講参加が再試験・回復試験の受験要件とする。
1941073 1841051 1941042 1941044 1941046
補講スケジュール
1/17 1/18 1/19 1/20 1/21
第1回 第2回 第3回 休講 休講
1/24 1/25 1/26 1/27 1/28
第4回 第5回 第6回 休講 第7回
1/31 2/1 2/2 2/3 2/4
休講 第8回 第9回 休講 第10回
2/7 2/8 2/9 2/10 2/11
第11回 第12回 第13回 第14回 休講
2/14 2/15 2/16 2/17 2/18
第15回 第16回 第17回 第18回 予備日
1月13日
1月14日
更新

レポート課題(A)該当者へ

レポート課題(A)の提出および口答試験のアポイントメントを早めにお願いします。期間は令和4年1月19日(水)〜2月4日(金)ですが、スケジュールが合わなければ、レポート課題(B)と同じ再試験(筆記試験)を受けていただきます。以下の空欄が対応可能な日時です。この後、会議等が入るとアポイントメントを取れないこともあるので予め承知おきください。 33/33名予約済み(1/17現在)
  12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00
1月19日水 X     2041090 2041110 免疫補講 2041035 X
1月20日木 X   2041018 2041004 X X X X
1月21日金 X 2041017 2041100 2041050 2041006 2041087 X X
1月24日月 X 2041045 2041056 2041012 2041041 免疫補講 2041077 2041013
1月25日火 X X X X X 免疫補講 X X
1月26日水 X X X X X 免疫補講 X X
1月27日木 X X X X X 2041088 X X
1月28日金 X X 2041001 2041101 2041091 免疫補講 2041038 X
1月31日月 X 2041030 X X X X 2041048 X
2月1日 火 X X X X 2041050 免疫補講 2041063 X
2月2日 水 X 2041052 2041008 X X 免疫補講 2041109 X
2月3日 木 1941020 2041039 2041086 2041028 X 免疫補講 2041018 X
2月4日 金 X 2041044 2041098 2041086 X 免疫補講 X X

レポート課題(A): 新しいノートを購入して、免疫学本試験の問題(図も含む)を手書きで写したうえ解答も書きなさい。特に記述の解答についてはよく調べて十分量の正確な解答を記載すること。不十分な場合、再試験で判定する。提出の際、口頭試問も行うので必ずメール(kansen@)で提出日時のアポイントメントを取ること。口頭試問で不十分だと判定された場合、再試験で判定する。
   提出期間:令和4年1月19日(水)〜2月4日(金)  (要アポイントメント)
   提出先: 感染予防医学講座 126室

1月19日
1月21日
更新

免疫学本試験
採点 コメント

 問3 (1) 例題で患者は過去5日間にわたり早朝の尿がコーラのような色をしていた。すなわち黒色の尿である。寄生虫学で熱帯熱マラリア患者の尿が黒くなる(黒水熱)ことを学んだ。これらは重度の血管内溶血によるヘモグロビン尿(血色素尿)である。赤血球がそのまま尿に混ざる血尿とヘモグロビン尿の違いを押さえておきたい。どちらも潜血反応はあるが、前者では赤血球沈渣があるのに対して後者にはそれが認められない。すなわち血色素尿は赤血球が破壊されている状態である。それでは、なぜ、この患者の赤血球が破壊されたのだろうか?それを調べるため直接クームス試験が行われ、結果は陰性であった。直接クームス試験で何が調べられて何が明らかになったのか?直接クームス試験が陽性で、患者が新生児ではなく、輸血や薬剤のエピソードもなければ、自己免疫性溶血性貧血(AIHA)の可能性が高い。AIHAは赤血球膜上の抗原と反応する自己抗体が産生され、抗原抗体反応の結果、赤血球が傷害を受けて溶血し、貧血(血色素尿)になるものである。一方、薬剤溶血性貧血は薬剤依存性抗体(特に免疫複合体型)により補体が活性化して急激な血管内溶血が起きて貧血(血色素尿)になる。これまでに130種ほどの薬剤が報告されているが、抗菌薬、特に第二、第三世代セフェム系抗菌薬によるものが多い。AIHAや薬剤溶血性貧血の場合、赤血球膜上に抗体(IgG)や補体(C3)が結合しているので、直接クームス試験によってこれらの存在を証明できれば、鑑別に至る。しかし、例題ではこれらは否定された。
 問3 (2) ゲル-クームスの分類(Gell and Coombs classification)を覚えよう。AIHAや薬剤溶血性貧血は、II型の過敏反応である。II型の過敏反応は、細胞や組織の抗原成分、または細胞や組織に結合したハプテン(抗菌薬など)とIgGまたはIgM抗体が反応し、そこに補体が結合することにより細胞障害を起こす。
 問3 (3) 〜(5) GPIアンカー型タンパク質について 細胞表面に発現しているタンパク質には、膜貫通型のタンパク質の他に GPIアンカー型タンパク質が知られている。膜貫通型タンパク質は疎水性アミノ酸に富む膜貫通領域が細胞の脂質二重膜を貫通して表面に発現している。一方、GPIアンカー型タンパク質には膜貫通領域はないが、これらはグリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)によって細胞膜にアンカーされている(ぶら下がっている)。なので「タンパク質がGPIを介して赤血球表面に繋がっている」という表現は適切だが、「タンパク質がGPIアンカー型タンパク質を介して赤血球表面に繋がっている」という表現は不適切である。また、GPIは糖脂質であってタンパク質ではないが、「GPIというタンパク質に繋がっている」と書かれた解答もあった。そのような説明の答案が数件あったので勘違いした人は注意しよう。補体制御タンパク質であるCD55 (崩壊促進因子,DAF) やCD59(プロテクチン, MIRL)はGPIアンカー型タンパク質なので、PIG-A遺伝子の変異によりGPIを合成できなくなるとCD55やCD59は発現できても細胞膜表面に繋がることはできない。
 問3 (12) モノクローナル抗体とは、ある抗原の1つの抗原決定基(エピトープ)を特異的に認識する均一な抗体である。「1つの抗原に特異的に結合する抗体」という解答があったがこれは正しい答えではない。なぜなら、ポリクローナル抗体も「1つの抗原に特異的に結合する抗体」だからだ。動物に抗原を接種すると、その抗原に対する特異的な抗体が作られるが、ここで作られるのはポリクローナル抗体で、1つの抗原の中にある複数のエピトープを認識する複数の抗体の混合物である。それに対して、モノクローナル抗体は、たった1つのエピトープ認識する均一な抗体である。モノクローナル抗体の作製法については、B細胞とミエローマを細胞融合させたハイブリドーマを作製し、その中から目的とする抗体を産生するハイブリドーマを選別(スクリーニング)するということが多くの解答に書かれていたが、大切なポイントが抜けていた。マウスへの免疫である。目的とする抗原をアジュバントとともにマウスに接種しなければ目的とするエピトープどころか目的とする抗原に対する抗体は決して作られない。そのようなB細胞を使ってハイブリドーマを作ってもスクリーニングで目的の抗体を産生するものは見つからない。
 問7 (12) この問題でキーワードはCTLA-4とCD25 (IL-2Rα)の2つだが、Treg細胞の免疫抑制機構を問われたら3つあげてほしい。1つ目はCTLA-4、2つ目はCD25 (IL-2Rα)、3つ目は抗炎症性サイトカインである。CTLA-4によるナイーブT細胞の抑制については、まずナイーブT細胞の活性化の条件が明確に伝わるよう説明したうえでアナジーになる条件を説明するとわかりやすい。つまり、ナイーブT細胞は、TCRからの抗原受容体シグナルとCD28からの補助刺激シグナルが同時に伝わると活性化し、TCRシグナルだけだとアナジーになることを説明してほしい。TCRシグナルの説明が全くなく、いきなりCD28からのシグナルがないとアナジーになると説明している解答が数多く見られた。(悪い例)「Treg細胞のCTLA-4は抗原提示細胞のB7と強く結合するので、ヘルパーT細胞のCD28がB7と結合できなくなって、CD28 からの補助刺激シグナルがなくなるとアナジーになる。」アナジーの条件はCD28からのシグナルがないことではなく、TCRシグナルだけが入ってしまうことである。CD28の刺激がないだけでナイーブT細胞がアナジーになってしまうのなら、血管やリンパ管を循環しているナイーブT細胞は全てアナジーになってしまう。Treg細胞に発現しているCTLA-4がナイーブT細胞に発現しているCD28よりも樹状細胞上の補助刺激分子B7に対する親和性が高いことを説明して、CTLA-4とCD28が競合するとB7はCTLA-4と結合するのでナイーブT細胞はCD28からの補助刺激シグナルが欠損してTCRシグナルだけになってアナジーになることを説明する。CD25によるナイーブT細胞の抑制については、ナイーブT細胞の活性化にIL-2が必要不可欠であることを説明してほしい。IL-2が不可欠であるから、これが奪われるとナイーブT細胞は活性化できないのである。こういう説明なく、いきなり「Treg細胞はCD25 (IL-2Rα)でIL-2を奪いナイーブT細胞を抑制する」とだけ説明しても不十分である。Treg細胞にはα、β、γ3量体の高親和性IL-2受容体が発現していて、ナイーブT細胞にはβ、γ2量体の低親和性IL-2受容体が発現していることを説明し、両者が競合してIL-2と結合すると、IL-2はTreg細胞に奪われてナイーブT細胞にIL-2が供給されなくなって活性化されないことを説明する。抗炎症性サイトカインにはTGF-βとIL-10が知られている。

2月4日

免疫学
レポート課題
(B)

以下の学籍番号の学生は、体調不良のためレポート課題(B)の提出を2月18日(金)17:00まで延期します。
2041036                
2月7日

免疫学
レポート課題
(A)
結果

以下の学籍番号の学生は、レポート課題(A)の提出および口頭試問の結果により合格と判定する。
2041004 2041006 2041008 2041012 2041013 2041017 2041018 2041028 2041030
2041035 2041038 2041039 2041041 2041044 2041045 2041048 2041052 2041056
2041063 2041077 2041086 2041087 2041088 2041090 2041091 2041098 2041100
2041101 2041109 2041110 1941020          
以下の学籍番号の学生は、口頭試問で合格点に満たなかった者で、2月24日(木)の再試験で合否を判定する。
2041001 2041050              
3月14日

免疫学
再試験
結果

以下の学籍番号の学生は、免疫学再試験で合格点に満たなかった者です。
2041002 2041015 2041024 2041031 2041033 2041036 2041043 2041047 2041055
2041057 2041066 2041069 2041081 2041097 1841051 1941073 1941046