2年生へのお知らせ Info for Students
◆免疫学試験
11月21日(火):免疫学本試験
12月17日 | 例年、直前になってレポート課題(B)に取り組んで間に合わない人、乱雑で不合格になる人がいます。そのようなことがないように、本試験の結果が芳しくないと感じている人は今すぐとりかかってください。再試験では難度を上げるのでしっかり準備して臨んでください。尚、今年度これ以降の措置はありません。 |
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12月17日 | 課題告知 レポート課題 (A): 新しいノートを購入して、免疫学本試験の問題(図も含む)を手書きで写したうえ解答も書きなさい。正誤問題については、正しい項目を選ぶだけでなく、誤った記載の項目についてどの箇所が誤っているのかわかるように正解も記載しなさい。不十分な場合、再試験に回します。 |
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レポート課題 (B): 新しいノートを購入して、指定教科書エッセンシャル免疫学(第3版)の1〜17章の「各章内のまとめ」、「各章末のまとめ」および巻末の用語集の指定された用語を、ノートに手書きで丁寧に写すこと。まとめは図表も含め全て手書きで写すこと。用語はリストの順番に書き写すこと。バラバラの紙は受け付けない。ワープロ書きは受け付けない。図は丁寧に、表は漏らすこと無く書き写すこと。乱雑なものや省略があるものは不合格となる場合がある。 | |||
レポート課題(B) 別表(第3版) |
第1章 | p25〜27 | |
第2章 | p43〜44 |
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第3章 | p78〜79 | ||
第4章 | p91、p98、p107〜108、p108〜109(図4.36、37) | ||
第5章 | p117〜118(図5.9)、p131〜133(図5.27)、p143、p143〜144 | ||
第6章 | p161〜162(図6.16)、p170、p171〜172(図6.24) | ||
第7章 | p185〜187(図7.15)、p193、p193〜194(図7.20) | ||
第8章 | p216、p226〜227、p227 | ||
第9章 | p243〜244(図9.16)、p262〜263、p263 | ||
第10章 | p288(図10.28) | ||
第11章 | p303〜304(図11.13)、p322、p322〜323 | ||
第12章 | p342〜343(図12.19)、p350、p357〜358、p358〜359 | ||
第13章 | p370、p383、p394〜395、p395 | ||
第14章 | p412、p425、p425〜426(図14.39) | ||
第15章 | p436、p453〜454(図15.30)、p464、p464〜465 | ||
第16章 | p496〜497(図16.42) | ||
第17章 | p520 | ||
用語集 リストの 順に書き 写すこと |
【免疫細胞に関する用語】 好中球、マクロファージ、好酸球、マスト細胞、 樹状細胞、形質細胞様樹状細胞、 濾胞樹状細胞、 TH1細胞、TH2細胞、TH17細胞、細胞傷害性T細胞、制御性T細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞) 【補体に関する用語】 補体、補体活性化、古典経路、iC3、マンノース結合レクチン、 C3転換酵素、古典経路C3転換酵素、 オプソニン化、膜侵襲複合体、アナフィラトキシン、 補体制御タンパク質、I因子、崩壊促進因子、プロテクチン、発作性夜間ヘモグロビン尿症 【自然免疫・炎症に関する用語】 炎症、Toll様受容体、インターロイキン6、急性期タンパク質、 C反応性タンパク質、呼吸バースト、NADPHオキシダーゼ、 敗血症性ショック、肉芽腫、慢性肉芽腫症、ディフェンシン、ムチン、 抗体依存性細胞性細胞傷害ADCC、MIC糖タンパク質 【遺伝子再編成とリンパ球の分化に関する用語】 体細胞遺伝子組換え、組換え活性化遺伝子 RAG、VDJ組換え、 Nヌクレオチド、ターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ、 結合部多様性、プレB細胞受容体、プレT細胞受容体、代替軽(L)鎖、 機能的再編成、アレル排除 対立遺伝子排除、フローサイトメトリー、負の選択、正の選択、受容体編集、自己免疫制御因子 【モノクローナル抗体に関する用語】 単クローン抗体、ハイブリドーマ、エピトープ、ヒト化 【抗原提示に関する用語】 インバリアント鎖、小胞体アミノペプチダーゼ、ペプチド編集、抗原提示、抗原提示細胞、交差提示、抗原処理関連トランスポーター 【細胞遊走に関する用語】 ケモカイン、CCL19, CCL21、CCR7、Lセレクチン、VLA-4、GlyCAM-1、MAdCAM-1、スフィンゴシン1リン酸 【抗体・エフェクターB細胞に関する用語】 アイソタイプ、抗原決定基、Fabフラグメント、Fcフラグメント、Fc受容体 、 FcγRIIIA 、胚中心、CD40、CD40リガンド、相補性決定領域、体細胞高頻度変異、 親和性成熟、生存シグナル、クラススイッチ、スイッチ領域、活性化誘導シチジンデアミナーゼ、高IgM症候群、トランスサイトーシス、FcRn 【シグナル伝達に関する用語】 JAK、STAT、カルシニューリン、NFAT、 免疫受容体チロシン活性化モチーフITAM、免疫受容体チロシン抑制性モチーフITIM、IFN-γ受容体欠損症 【獲得免疫の賦活化・エフェクターT細胞に関する用語】 補助刺激シグナル、補助刺激分子、補助刺激受容体、インターロイキン2 IL-2、 アネルギー、抗CD25抗体、T細胞アネルギー、アジュバント 、 サイトトキシン、サイトカイン、インターフェロン、インターフェロンγ、免疫記憶、ワクチン、ワクチン接種、受動免疫 【過敏反応・免疫不全に関する用語】 即時型過敏反応、遅延型過敏反応、免疫複合体、 T型過敏反応、U型過敏反応、 V型過敏反応、W型過敏反応、 受容体アゴニスト、受容体アンタゴニスト、ヒト免疫不全ウイルス、抗原シフト、抗原ドリフト |
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免疫学筆写の注意事項 エッセンシャル免疫学第4版を購入した人で、第3版が手元にない人はkansen@まで連絡ください。まとめの文中に図の説明があれば図を描いてください。 例えば1章のまとめに図1.26がありますが、文中には図1.26という記載はありません。図1.26という記載は、p24の説明の中にでてきます。この場合、図は描かなくても結構です。 6章のまとめの場合、図6.24がありますが、まとめの文中に「図6.24に示す」と書かれていますので、この場合、図も描いてください。 |
12月17日 | 途中結果 |
約80点分の採点が終わりました。現時点で60点以上は以下の通りです。 |
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2241003 | 2241006 | 2241008 | 2241014 | 2241019 | 2241020 | 2241021 | 2241025 | 2241026 | ||
2241027 | 2241029 | 2241030 | 2241034 | 2241048 | 2241054 | 2241055 | 2241057 | 2241061 | ||
2241065 | 2241072 | 2241080 | 2241081 | 2241084 | 2241085 | 2241086 | 2241092 | 2241097 | ||
2241099 | 2241101 | 2241102 | 2241105 | 2241106 | 2241107 | 2241108 | 2141014 | 2141029 | ||
2141087 |
12月19日 | 出席数 |
以下の学籍番号の学生は、出席数が満たないため再試験の受験資格はありません。 |
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2241058 | 2241083 | 2141087 | ||||||||
以下の学籍番号の学生は、本試験欠席のため不合格とします。 | ||||||||||
2241058 |
12月22日 | 途中結果 |
約90点分の採点が終わりました。前回から新たに合格したのは以下の番号です。 |
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2241004 | 2241007 | 2241011 | 2241015 | 2241024 | 2241035 | 2241045 | 2241046 | 2241047 | ||
2241051 | 2241053 | 2241059 | 2241062 | 2241064 | 2241075 | 2241076 | 2241087 | 2241094 | ||
2241100 | 2241103 | 2241104 |
12月28日 | 課題告知2 |
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12月29日 | 採点結果 平均:55.8点 最高:91点 最低:4.5点 |
全ての採点が終わりました。前回から新たに合格したのは以下の番号です。 |
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2241022 | 2241037 | 2241041 | 2241063 | 2241073 | 2241074 | 2241093 | 2141011 | 2141016 | ||
以下の学籍番号の学生は、免疫学本試験で合格点に満たなかった者です。本来再試験で判定するところ、条件を満たせば、レポート課題(A)と口頭試問により合否を判定します。期限内に課題を提出し且つ口頭試問により理解が十分と判定されれば合格としますが、認められない場合は再試験により合否を判定します。課題提出の際、口頭試問(約1時間)も行うので必ずメール(kansen@)で提出日時・口頭試問のアポイントメントを取ってください。口頭試問で不十分だと判定された場合、再試験で判定します。最初からレポート課題(A)と口頭試問を受けない人もメールでその旨連絡ください。 | ||||||||||
2241001 | 2241002 | 2241012 | 2241013 | 2241017 | 2241018 | 2241031 | 2241032 | 2241033 | ||
2241038 | 2241044 | 2241068 | 2241070 | 2241090 | 2141003 | 2141024 | 2141026 | 2141034 | ||
2141080 | 2141088 | 2141094 | 2141096 | 2141097 | ||||||
以下の学籍番号の学生は、免疫学本試験で合格点に満たなかった者で、レポート課題(B)と再試験の両方で合否を判定します。但し、レポート課題が不十分と判定されれば再試験は受けられません。難度を上げるのでしっかり準備して臨んでください。尚、これ以降の措置はありません。Moodleで授業の動画を再配信しますので復習に活用してください。 「2023集中-他0 免疫学」の「冬休みの補講」から視聴してください。 再試験の日まで視聴可能です。 | ||||||||||
2241005 | 2241009 | 2241010 | 2241016 | 2241023 | 2241036 | 2241040 | 2241042 | 2241043 | ||
2241049 | 2241050 | 2241052 | 2241056 | 2241060 | 2241066 | 2241067 | 2241071 | 2241077 | ||
2241078 | 2241079 | 2241082 | 2241088 | 2241089 | 2241091 | 2241095 | 2241096 | 2141005 | ||
2141007 | 2141015 | 2141021 | 2141035 | 2141082 | 2041027 | |||||
以下の学籍番号の学生は、免疫学本試験で合格点に満たなかった者です。出席数が満たないため再試験の受験資格はありません。よって不合格とします。 | ||||||||||
2241083 | ||||||||||
レポート課題(A): 新しいノートを購入して、免疫学本試験の問題(小林担当分および伊波担当分、図も含む)を手書きで写したうえ解答も書きなさい。特に記述の解答についてはよく調べて十分量の正確な解答を記載すること。正誤問題については、正しい項目を選ぶだけでなく、誤った記載の項目についてどの箇所が誤っているのかわかるように正解も記載しなさい。不十分な場合、再試験で判定する。提出の際、口頭試問も行うので必ずメール(kansen@)で提出日時のアポイントメントを取ること。口頭試問で不十分だと判定された場合、再試験で判定する。 提出期間:令和6年1月5日(金)〜令和6年1月15日(月) (要アポイントメント) 提出先: 感染予防医学講座 126室 レポート課題(B): 新しいノートを購入して、指定教科書「エッセンシャル免疫学第3版」の指定範囲(別表)を図表も含め全て手書きで写しなさい。バラバラの紙は受け付けない。ワープロ書きは受け付けない。図は丁寧に、表は漏らすこと無く書き写すこと。乱雑なものや省略があるものは不合格とする。 提出期限:令和6年2月2日(金)12時(厳守) 提出先: 感染予防医学講座 126室 但し、令和6年1月25日(木)17時までに提出すれば、こちらでチェックして記入漏れ等がみつかった場合やり直しの機会を与えるが、それ以降の提出分は、不備があった場合レポート課題失格とする。早めに提出するように。 今から始めれば時間は十分にあります。提出直前にインフルエンザに感染したから間に合わなかったという言い訳は通用しません。 |
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再試験: 日時:令和6年2月19日(月)9:45〜 場所:臨床中講義室 |
12月29日 | 採点結果 |
レポート課題(A): 提出期間:令和6年1月5日(金)〜令和6年1月15日(月) (要アポイントメント) 提出先: 感染予防医学講座 126室 尚、アポイントメントは以下のカレンダーの空いている日時から選んでいただきます。また、急遽会議等が入ってスケジュールが変更になることがあります。その時は、再度日程調整をします。アポイントメントを取らない場合、レポート課題(B)および再試験にて合否を判定します。 2241012、2241017、2241070の3名、2241031、2241033、2241090の3名、および2141080、2141088の2名は、まとめて同時に行いますので代表の1名がアポイントメントをとってください。 |
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10:00〜 |
11:00〜 | 13:00〜 | 14:00〜 | 15:00〜 | 16:00〜 | 17:00〜 | その他 | |||
1月5日 | X | X | X | X | X | |||||
1月9日 | X | 68 | X | X | X | X | 31,33,90 | |||
1月10日 | X | 2141026 | X | X | X | X | X | |||
1月11日 | X | 2141024 | 32 | 2141097 | 13 | 2141094 | 44 | |||
1月12日 | X | 18 | 2141003 | 1 | X | X | X | 18:1/22変更 | ||
1月15日 | 2141096 | 38 | 2 | 2141034 | 80,88 | 12,17,70 | X |
12月29日 | 免疫学本試験 |
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寄生虫学では平均点を中心に分布していたが、免疫学では70-80点を中心とした集団に加え、明らかに異なる2つの集団が存在するようである。1つは30-50点付近に分布する集団、もう一つは10-20点を中心に分布する集団。とても同じ入学試験を合格してきた学生集団とは思えない。前者は再試験に引っかからない程度に勉強した集団で、後者は最初から諦めていた集団なのか、、、。 |
12月30日 | 免疫学本試験 採点 コメント |
本試験はかなりゆるく採点しました。もし、課題や再試験にまわった場合は、これほどのサービス点はもらえないと思って次回は正確に答えてください。また、本当にギリギリで合格点に達しなかった人がいます。悔しい気持ちは分かりますが、どこかで区切らなければならないことを理解してください。お手盛りで採点していますので、自分の点数を受け入れ、この際、自分の足りなかった部分をきちんと勉強し直してください。 問1(2) 「1つのB細胞には1種類の抗原受容体が発現する.」は正しいとしても誤りとしても正解とします。問題の趣旨は1つのB細胞が発現する抗原受容体の抗原結合部は1種類のエピトープのみを認識するものとして1種類であるという意味ですが、スイッチングする前のB細胞は同じエピトープを認識するIgMとIgDを同時に発現しているので誤りであるとも解釈できます。 問1(5)「腸管には,人体の細胞数とほぼ同じ数の細菌が生息している.」は正しいとしても誤りとしても正解とします。よく教科書なんかに人の体は約60兆個の細胞でできているなどと書かれているのを目にしたことがあるかもしれません。2013年のEva Bianconiらの論文(Ann Hum Biol. 2013 Nov-Dec;40(6):463-71.)によると約37兆2千億個と見積もられています。一方で人の腸の中には100兆個の腸内細菌が生息していると言われていますので、我々のお腹の中には我々の細胞数よりも多い腸内細菌が住んでいることになります。なので誤りということになります。しかし、この問題はエッセンシャル免疫学第4版の演習問題から引用したものですが、それによると正しいのだそうですので、どちらでも正解にします。 問2(1)ス、セには順不同で 「DAFあるいはCD55」と「ProtectinあるいはCD59」が入ります。スにDAFを記載してセにCD55と記載したら同じ分子なので片方だけ正解として採点しています。これらの分子はGPIアンカー型タンパク質でGPIを介して細胞膜にぶら下がっているので、PIG-A遺伝子の変異でGPIを生合成できなくなると細胞表面から消失します。一方、(4)の補体制御タンパク質はMCPあるいはCD46です。これは膜貫通型タンパク質なのでタンパク質が膜を貫通しています。 問3(1)エッセンシャル免疫学第4版の演習問題から引用(改変)。RIG-Iは dsRNA (二本鎖RNA)に加え5'末端に三リン酸構造を持つ一本鎖RNA(single stranded RNA; ssRNA)を認識します。細胞内の自己 RNA(mRNA、rRNA、tRNAなど)は転写後に受けるキャップ構造付加やプロセッシングにより 5'末端の三リン酸構造が化学修飾あるいは切除されています。RIG-I は 5'末端三リン酸構造を指標として自己と非自己のRNAを識別しています。 (3)NK細胞が感染細胞を見分ける方法として、Induced SelfとMissing Selfがあげられます。Induced Selfは、MICなどの非古典的MHC分子をNKG2Dが認識してNK細胞が活性化します。Missing Selfは、普段MHCクラスI分子の一種HLA-EをNKG2Aが認識して抑制性シグナルが送られているのが消失してNK細胞が活性化します。FasLとFasの順番が入れ違っている人がいました。NK細胞上にリガンドであるFasL(Lはリガンド)が発現して、感染細胞上の受容体であるFasを刺激してアポトーシスを誘導します。 問4(1)(イ)リソソーム。ライソソームも正解。(エ)αデフェンシンが正解、デフェンシンだけでも正解。(オ)細胞壁でもペプチドクリカンでも正解。(キ)NADPHだけでは不正解。 (3)貪食受容体とセンサー受容体を覚えましょう。 (4)NOD2のリガンドは、細菌のペプチドグリカンの分解物であるムラミルジペプチドです。TLR2が認識するリポペプチド、リポタンパク質は不正解。プロテオグリカンはペプチドグリカンの覚え間違え?プロテオグリカンはヒトの皮膚や軟骨に存在する糖タンパク質なので不正解。ポリペプチド10個程度のアミノ酸が、ペプチド結合でつながった分子のこと。不正解。TLR4のリガンドとして、LPS、リポポリサッカライド、リポ多糖。 (6)カタリン・カリコ博士はmRNAを構成する核酸の1つである「ウリジン」を「シュードウリジン」に置き換えると炎症反応が抑えられることを発見して、これをmRNAワクチンに応用しました。 (7)敗血症、敗血症性ショックの問題は、実習のレポートから。真面目に取り組んだ人は簡単だったと思います。語句を1つ抜かすと1点減点、語句に下線を付していないと1件につき0.5点減点しました。細菌が血液系に感染した場合、すなわち全身性の感染が原因になることが記載されていないと減点。グラム陰性菌のLPSが強く誘導すること。マクロファージがPAMPsを認識しサイトカイン産生すること。TNF以外のサイトカインが挙げられているか。炎症性サイトカインという語句が使われているか。サイトカインストームの説明ができているか。TNFが血管透過性を亢進することが説明されているか。その結果、血漿成分が漏出して微小循環が障害され臓器障害がもたらされることが説明されているか。 問5(2)全体:可変領域、V領域、矢印部分:超可変領域、HVR、CDR (4) AIDはお覚えているんだけど、という人が多いです。 (6)実習のレポートから。モノクローナル抗体は、ある抗原の1つの抗原決定基(エピトープ)を特異的に認識する均一な抗体です。単一のハイブリドーマ(B細胞クローン)から作られます。ポリクローナル抗体に比べ交差反応性が低い特徴がありますが、薬の高い効果や副作用についてはケースバイケース。 (7)モノクローナル抗体に対する抗体が作られ、中和されたり、免疫複合体を形成して血清病(III型アレルギー反応)を起こしたりします。中和のことだけ、血清病のことだけは部分点。 (9)胚中心は抗原特異的B細胞がクローナルに増殖しているもの。T細胞のCD40LがB細胞上のCD40を刺激すると、細胞増殖、クラススイッチ、親和性成熟が起こりますが、CD40L/CD40シグナルが欠損して胚中心が見えなくなるのは細胞増殖が起こらなくなったからです。 (11)CD40L欠損マウスを用いて実習と同じ補体によるSRBC溶血反応の実験を行うとしたら、CD40L欠損マウスはIgMを作ることはできるし、補体の活性化はIgMに依存しているので特に問題はない。 (13)ニューモシスチス・イロベチイに対して野生型マウス(B, T細胞あり)は抵抗性。RAG欠損マウス(B, T細胞なし)は感受性。RAG欠損マウスに野生型T細胞移入(B細胞なし)は抵抗性。ニューモシスチス・イロベチイの排除はマクロファージによる貪食が重要。ここまでの条件から、この病原体の排除に必要なのはマクロファージとT細胞であること(B細胞は不要)がわかります。RAG欠損マウスに野生型T細胞移入して抗CD40L抗体を投与すると感受性。このことからT細胞のCD40LがマクロファージのCD40を刺激して貪食を助けていることが推測できます。なので、RAG欠損マウスにCD40欠損マウスのT細胞を移入する場合、T細胞はCD40Lを発現できるのでマクロファージによる貪食を助けることができ病原体は排除されます。即ちマウスは抵抗性を示します。一方、CD40欠損マウスにニューモシスチス・イロベチイを感染させると、T細胞はCD40Lを発現できるけどマクロファージのCD40がないので貪食活性が十分上がらず感受性を示します。 問6(3)「MHC class IIは樹状細胞,マクロファージおよびT細胞に発現する. 」は正しいとしても誤りとしても正解とします。基本的にMHC class IIは休止期T細胞には発現していないので「誤り」ですが、活性化すると発現しますので「正しい」とも言えます。 |
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12月30日 | レポート課題A | レポート課題(A): |
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1月10日 | レポート課題A | レポート課題(A): |
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1月22日 | 免疫学 |
以下の学籍番号の学生は、レポート課題(A)の提出および口頭試問の結果により合格と判定します。 | ||||||||
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2241001 | 2241002 | 2241012 | 2241013 | 2241017 | 2241018 | 2241031 | 2241032 | 2241033 | ||
2241038 | 2241044 | 2241068 | 2241070 | 2241090 | 2141024 | 2141080 | 2141088 | 2141094 | ||
2141096 | 2141097 | |||||||||
以下の学籍番号の学生は、口頭試問で合格点に満たなかった者で、合否判定を保留とします。レポート課題(B)と再試験の両方で合否を判定します。但し、レポート課題が不十分と判定されれば再試験は受けられません。 | ||||||||||
2141003 | 2141026 | 2141034 |
2月5日 | 免疫学 レポート課題 (B) 結果 |
以下の学籍番号の学生は、レポート課題(B)が提出されたため再試験で合否判定します。 | ||||||||
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2241009 | 2241010 | 2241016 | 2241023 | 2241036 | 2241040 | 2241042 | 2241043 | 2241049 | ||
2241050 | 2241052 | 2241056 | 2241060 | 2241066 | 2241067 | 2241077 | 2241078 | 2241082 | ||
2241088 | 2241089 | 2241091 | 2241096 | 2141007 | 2141021 | 2141035 | 2141082 | 2041027 | ||
2141003 | 2141026 | 2141034 |
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以下の学籍番号の学生は、レポート課題(B)が未提出あるいは不十分だったため再試験は受けられません。 | ||||||||||
2241005 | 2241071 | 2141079 | 2241095 | 2141005 | 2141015 |
2月20日 |
再試験結果 |
以下の学籍番号の学生は、再試験の結果により合格と判定します。 | ||||||||
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2241009 | 2241010 | 2241016 | 2241036 | 2241040 | 2241043 | 2241056 | 2241060 | 2241066 | ||
2241067 | 2241078 | 2241089 | 2241091 | 2241096 | 2141021 | 2141003 | 2141026 | 2141034 | ||
以下の学籍番号の学生は、再試験で合格点に満たなかった者で不合格と判定します。 | ||||||||||
2241023 | 2241042 | 2241049 | 2241050 | 2241052 | 2241077 | 2241082 | 2241088 | 2141007 | ||
2141035 | 2141082 | 2041027 |