第15回中塚医学賞(大分大学医学部研究表彰)の受賞表彰式及び受賞者セミナーを開催

令和7年12月16日、第15回大分大学医学部中塚医学賞の表彰式及び受賞者セミナーを医学部臨床中講義室にて開催しました。

本賞は平成23年度に創設された、医学部の前身の大分医科大学初代学長、中塚正行氏の名を冠した大分大学医学部研究表彰であり、大分大学医学部における若手研究者の研究の活性化及び進展を図ることを目的として設けられたものです。今回は以下の5名が優れた研究として表彰されました。

【生命科学・医学専門分野】

  • ブンゴヤ薬局(研究講座 分子病理学講座)薬剤師 天田 耕平
    研究課題『膵癌細胞のMEK阻害薬抵抗性反応におけるclusterin発現の関与』
  • 法医学講座 助教 貝森 崚
    研究課題『肥満心筋症は突然心臓死の一因となりうる:日本における疫学的・形態学的検討』
  • 消化器内科学講座 助教 小坂 聡太郎
    研究課題『漢方薬である大建中湯は分泌型好中球プロテアーゼインヒビターの誘導と腸内細菌叢の変容を介してマウス実験腸炎を軽減する』
  • 神経内科学講座 医員 安高 拓弥
    研究課題『血漿アミロイドβバイオマーカーは軽度認知障害におけるアミロイド陽性および経時的な臨床進行を予測する』

【看護学専門分野】

  • 看護学科基盤看護学講座 准教授 岩本 祐一
    研究課題『睡眠薬服用中の認知症患者に対する看護実践自己評価尺度の一般看護師への適用可能性』

表彰式では、小林副学部長からの各研究に対する講評後、猪股医学部長より受賞者へ賞状と目録が授与され、引き続き受賞者セミナーとして各受賞者による研究発表が行われました。

今後も中塚医学賞を通じて医学部における若手研究支援を継続し、研究推進に寄与できるよう取り組んでいきます。


記念撮影

記念撮影(左から)