令和5年11月15日、第13回大分大学医学部中塚医学賞の表彰式及び受賞者セミナーを医学部臨床大講義室にて開催しました。
本賞は平成23年度に創設された、医学部の前身の大分医科大学初代学長、中塚正行氏の名を冠した大分大学医学部研究表彰であり、大分大学医学部における若手研究者の研究の活性化及び進展を図ることを目的として設けられたものです。今回は以下の4名が優れた研究として表彰されました。
【生命科学・医学専門分野】
- 微生物学講座 講師 君付 和範
研究課題『重度狂犬病曝露モデルを用いた狂犬病曝露後治療(PEP)における抗ウイルス薬Favipiravir治療効果の検討』 - 医学系研究科 大学院生(皮膚科学講座) 正 百合子
研究課題『角層のセラミドプロファイルは、アトピー性皮膚炎の寛解と再燃の可能性を示す信頼ある指標である』 - 分子病理学講座 助教 塚本 善之
研究課題『シスプラチン処理後のc-Junリン酸化の亢進は患者由来腫瘍オルガノイドと組み合わせることでシスプラチンの効果予測バイオマーカーとなる』
【看護学専門分野】
- 看護学科 基盤看護学講座 講師 後藤 奈穂
研究課題『医療的ケア児に対する保健師活動-個別事例への保健所保健師の支援に焦点をあてて-』
表彰式では、小林副学部長からの各研究に対する講評後、猪股医学部長より受賞者へ賞状と目録が授与され、引き続き受賞者セミナーとして各受賞者による研究発表が行われました。
今後も中塚医学賞を通じて医学部における若手研究支援を継続し、研究推進に寄与できるよう取り組んでいきます。