医学科5年の玉城有紗さんが、第121回日本内科学会講演会医学生・研修医・専攻医の日本内科学会ことはじめ2024東京プレナリーセッション(優秀演題賞)を受賞

本学医学部医学科5年の玉城有紗さんが、2024年4月13日、第121回日本内科学会講演会医学生・研修医・専攻医の日本内科学会ことはじめ2024東京にてプレナリーセッション(優秀演題賞)を受賞しました。

発表論文題目:
「神経伝導検査装置を用いたオキサリプラチン、パクリタキセルおよびナブパクリタキセルによる末梢神経障害の評価法の検討」
発表論文著者:
玉城有紗、稲墻崇、大津智、戸髙明子、西川和男

受賞講演内容は消化器癌の化学療法において副作用として見られる末梢神経障害の評価法についての探索的研究です。末梢神経障害の評価法は従来自覚症状の評価など主観的評価が主であり、客観的評価法は確立していません。そこで化学療法を行う消化器癌患者さんに対して簡易型神経伝導検査装置であるDPNチェック©を用いた神経伝導検査や音叉による振動覚検査を経時的に評価を行ったところ、従来の主観的評価と神経伝導検査の間に相関関係を認め、客観的評価として有用である可能性が示唆されました。